episode 30 仕事終わりに ページ30
＿＿＿＿、今日の仕事は社長からの依頼もあり、早朝からとあるスタジオでの広告撮影。
フリーに転身してから撮影現場での仕事も増えて勉強になりっぱなしの毎日。
美容師の仕事もヘアメイクの仕事も、学びに終わりはない。
日々流行も変わる世界で、常にアンテナを張り巡らさなきゃならない。
好きな事を仕事に出来て、本当に幸せだ。
撮影も無事に終了し、モデルさんたちとも少し雑談。
スキンケアの相談を受けたのでアドバイスさせてもらっていると、社長がご挨拶に来られた。
社長「お疲れ様＾＾ 無理に仕事を依頼して悪かった。でも君の仕事ぶりが一番信頼できるからね、任せて良かった。」
カスミ「社長ありがとうございます！またご依頼待ってます＾＾」
全ての業務を終え、スマホを開く。
ユンギに仕事が終わった旨のメッセージを送ると、着信が鳴った。
ﾕﾝｷﾞ「そのスタジオの場所俺も知ってるから最寄りの駅裏で待ってて」
芸能人、ましてやBTSのSUGAとの待ち合わせは本当に寿命が縮まりそうなほどいつも心臓がバクバクする。
街を歩くたびに広告や大きなビジョンに映るBTS＿＿＿＿＿、
私がヘアメイクを担当したものも写っている。
きゅっと背筋が伸びて、気持ちが引き締まる。
駅裏に着くとユンギの車が停まっていた。
さっと乗り込むと、二人のお気に入りのコーヒーショップのキャラメルマキアートの良い香り。
ﾕﾝｷﾞ「どうぞ。」
コーヒーを差し出して片方だけ口角を上げて笑うユンギ。
嬉しくてつい手を滑らしそうになって、二人で笑い合った。笑
カスミ「お迎えありがとうね＾＾ 、、どうする？どこかご飯食べ行く？全くノープランだったから、、、でも外でご飯は危ないよね、汗」
ﾕﾝｷﾞ「、、、今日、、ヌナの家、行ってもいい？」
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作者名：Apple | 作成日時：2022年1月3日 20時
