Follow a Dream (ページ28)

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episode 28 教えてほしいことページ28

カスミ「えっ？私の事？？」

あまりに突然すぎる事を聞かれて、戸惑った。

戸惑ったというか、意味がよくわからなかった。

少し俯いているジョングクさんが、グラスのお酒をグイッと飲み干す。

少しの沈黙のあと、

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「なーんてね、そんな警戒しないで？でも知りたいのはほんと＾＾、ユンギヒョンの彼女なら俺にとっても特別な存在だよ。他のヒョンたちだってそう思ってる、」

さっきの表情とは打って変わって、可愛らしい笑顔をこちらに向けるジョングクさん。

私も警戒した糸が解けたように肩の力が抜ける。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「じゃあ、質問ターイム！カスミヌナバージョンのWikipedia作って宿舎に貼りたい。笑」

カスミ「ぷっ、、、ふはははっ笑！何ですかそれ。笑需要あります？笑聞いて欲しい事ってまさかこれですか？笑」

ジョングクさんのなかなかユニークな発想に思わず笑ってしまった。

普段もこのムードメーカーぶりを発揮して、メンバーさんやファンの人たちを楽しませるんだろう。

ジョングクさんの笑顔は向日葵みたいだ。

その後はお酒が進んできたのもあって、かなり話が盛り上がった。

日本の家族の話、仕事の話、音楽の話、、、
学生時代の話や初恋の話まで、、、

多分、ユンギにもまだ教えてない事も話しちゃったな。

ふと腕時計に目をやると、22時を過ぎたところだった。

カスミ「いけない、もうこんな時間、、！明日朝早いのでそろそろ失礼しますね！ジョングクさん楽しかったです＾＾お代金ここに置いときます、」

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヌナいいよ！俺が誘ったんだし、、、それに送っていくよ、」

カスミ「そんな訳にはいきません＾＾、家もそんなに遠くないので大丈夫。ジョングクさんこそ気をつけて！」

バーの店員さんにも軽く会釈をして店内を出た。

夜風が冷たく心地よい＿＿＿＿＿、

マンションへ到着すると同時にスマホが鳴る。

メッセージ：ジョングク

ヌナ、今日はありがとう。楽しかった。
また会いたい。いつでも宿舎に遊びにきてね。

《こちらこそ、ありがとう＾＾》とメッセージを送信。

うーん、なんだか疲れた。

お風呂のお湯を溜めながら、ふと思い出すのはユンギの事。

カスミ「明日楽しみだなぁ、、、」なんて独り言。

ポケットに入れたスマホが鳴る。

メッセージ：ユンギ

明日近くまで迎えに行くから。
おやすみ。

顔が赤くなってるのはお風呂場の熱気のせい、だけじゃないだろう。