episode 14 突然の告白 ページ14
ﾕｼﾞﾝ「ヌナ〜、フリーランスになったって社長から聞きましたよ、、、どうして僕にも相談してくれなかったんですか？泣 フリーランスだったら殆どサロンにいませんよね、、、？寂しいです」
またまたぶすっとした顔でﾕｼﾞﾝが抱きついてくる。
カスミ「、、、ユジンごめんね？ 私もかなり悩んで悩んで決めたから、なかなか余裕なくて、、、後ちょっと違うよ^ ^、頼まれた撮影とかに、すぐ対応できるようにしてもらって、きちんとサロンワークもこなすから！」
ユジンのふわふわな癖のある髪を撫でる。
ユンギさんと違う髪質だからか、余計彼を思い出した。
ﾕｼﾞﾝ「僕っ、、いや。俺が年下だから頼りない？」
カスミ「違うよ？心配してくれてありがとう！お詫びにご飯行こう！約束してたサムギョプサルのお店ね^ ^」
ﾕｼﾞﾝ「おっ！ヌナ嬉しい〜！」
そろそろ私が渡韓して、一年半。
信頼できる上司、切磋琢磨できる同期。可愛い後輩、優しいお客様、、、偶然の出会いだったけど、ユリさんとの出会いは特に大きかったな、、、。
ユンギさん、BTSのSUGAさんの専属美容師になることになるなんて。
これからも周りの人達を大切にしていこう。
そんな事を考えながらお店へ向かった。
ユジンとサムギョプサルを平らげ、明日の仕事に支障の出ない量のお酒を飲んだ。
カスミ「あ〜美味しかったね〜♪ 次は皆も誘って行こう！」
ﾕｼﾞﾝ「、、、ヌナ、俺、、、ヌナの、仕事に、厳しくて、一生懸命なところ尊敬、してて、、」
突然うつむきながら話し出すユジン。
何だかいつもと様子が違う。
気分でも悪いのかと背中をさする。
ﾕｼﾞﾝ「でも、、、気づいてしまいました、、、俺は、ヌナが好きなんです、、、1人の女性として、ッ、」
カスミ「、、、ッえ？」
突然すぎて固まってしまった。
ユジンが私を好き？
私にとってユジンはお互い切磋琢磨してきた先輩のような、一番にヌナって呼んでくれた可愛らしい後輩のような。
恋愛感情は一切なかった。
これはいくら考えても変わらない事だ。
変に思わせぶりな態度は良くない、正直な気持ちを伝えた。
カスミ「ユジン、、、ありがとう、でも、、、ごめんなさい。私にとってユジンは大切な弟なんだ、だから、、」
ﾕｼﾞﾝ「いいんだ、！ 俺こそごめんなさい、、フラれるのはわかってたけど、ちゃんと言いたかったから」
カスミ「ありがとう、、、」
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作者名：Apple | 作成日時：2022年1月3日 20時
