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あれから少し経って、
海斗とは以前と何ら変わりなく過ごしてる
正直、海斗から
" 好きだ " と伝えられた時
すごく嬉しかった。
何か嫌なことがあった時、
文句も言わず話を聞いてくれて
元気がない時もすぐに気が付いて
私を笑わせようとしてくれる
とっても素敵な人だと思う。
でも、私の心にはまだ
元太との事が深く突き刺さったままだった
別れを告げられた理由を知った今
元太の事を好きかと聞かれたら
きっと今抱えているこの気持ちは
あの頃の純粋な " 好き " という感情ではないのだろう。
お互いが想い合って一緒にいる選択をしたのに
2人のどちらでもない他人の手によって
その関係性が壊された事
ずっと知りたかった理由のはずだった
私はあの頃、辛くてもずっと耐えて、
それでも元太と一緒に居たいことを伝えていたけど
元太が私に別れを切り出したことによって
私の我慢は無駄だったのかと思ってしまった
" 好きじゃなくなった "
そう言われた方がまだ納得出来たかもしれない、
元太自身の気持ちの変化による別れでは無かったことが何より悔しくて悲しかった。
元太から理由を聞いて、1番に思い浮かんだのが
そんなことだった、身勝手な自分にすごく腹が立った
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作者名：のいちゃん | 作成日時：2019年8月5日 3時
