【文豪ストレイドッグス】マフィア幹部が捨て子を拾ったみたいです【中原中也】

39話 ページ40

No side






エリスがお世話中ちょっとした事件が起きる








ﾊﾟﾘｨﾝ！









紅葉「？！」









紅葉は慌てて音のした所に行くと









エリス「ご…ごめんなさい…」









紅葉の執務室に置いてある置物が落ちたみたいだった









紅葉「…！エリス嬢…怪我はないかぇ？」









エリス「私は大丈夫…Aが…」









エリスの声は震えていた









今にも泣きそうなのを必死に堪えていた









Aはと言うと









紅葉「…Aに怪我は無さそうじゃ…音に吃驚しただけじゃな…」









エリス「ごめんなさい…」









紅葉「大丈夫じゃよ」









紅葉は素早く硝子を撤去し









Aとエリスを安全な場所へと連れて行った









エリスは何だか気抜けしたような感じだった









でも、Aのお世話は辞めなかった









しかし、Aはあまりの音に吃驚して









泣き止まなかった









エリスはずっと自分のせいだと責任を感じてしまい









少し涙が目に溜まる









エリス「ちょっと…お部屋に戻る」









紅葉「？」









エリスは紅葉の執務室を出てしまった









紅葉「…首領に呼ばれないといいけどのぉ…」









紅葉は呼ばれる方が心配だった…

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