【文豪ストレイドッグス】マフィア幹部が捨て子を拾ったみたいです【中原中也】

15話 ページ16

暫くして太宰はやっと帰る気になったらしい








遅えよ








太宰「じゃあまた明日探偵社で」









中也「おう、よろしく頼んだ」









太宰「じゃあね可愛いレディ」









太宰が手を振ると赤ん坊は太宰に手を伸ばした









太宰「ん？なんだい？」









中也「握手とか求めてんじゃね？」









俺がそう言うと太宰は赤ん坊の手を握る









「エヘヘ！」









太宰「？！？！？！//////////」









太宰そのままキュン死しろ









太宰「中也…成長したらこの子と心中を…」









中也「させるわけねえだろ！ふざけんな！」








赤ん坊と一緒に太宰を玄関先まで見送った









中也「あ…手前風呂入らねえとじゃん」









確か赤ん坊用の湯船が必要なんだったか…









んなもん持ってるわけねえしなぁ…









中也「俺がもう一度入りゃいいか」








そして洗面台へ向かい赤ん坊の服を脱がせ








1度床に座らせる








その間に俺は素早く服を脱ぐ








赤ん坊を抱きかかえ風呂に入る








中也「えっと〜…まず入る前に軽くお湯に当てるか」









蛇口を捻り手のひらでお湯を掬ってから









赤ん坊にかける








最初の方は少し驚いていたが









段々慣れてきたのか









遂にはかけると笑うようになった









中也「気持ちいいか？w」








「エヘヘ！あうぁ！」








中也「俺は手前が楽しそうでなによりだ」









そろそろいいだろ








お湯を止めて赤ん坊を抱えたまま湯船に浸かる








中也「ちと熱いかもな…足からゆっくり入れるか」







「うぁ！うぅや！」








湯気で熱いのを察知したのか









入るのを嫌がった








中也「どうすっかなぁ…」

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