転生したら、乙ゲーの悪役王子になってました

破滅フラグ　　第20 ページ23

貴『えーっと....つまり今回のパーティーは、アマツキ王子の婚約者探し
　 の為に開いた訳ですよね......？』


アマ「はい....そういう事です。それで私は婚約とかにまだ、興味も期待も持って
　 ないし、したいとも思っていないのでここに隠れてパーティーが終わるのを
　 待とうと思っていました。」


貴『はぁ......なるほど......。』









あの後一旦落ち着き、何故アマツキ王子がパーティー会場ではなく、この広間に居る
のかを聞いていた。


ここら辺りは勿論ゲームには無いけど、設定にはアマツキ王子は、その地位や性格、
容姿からたくさんの女性に絡まれる事が多々あるって書いてあったから、多分この
関係しているんだろう......。







アマ「そう言えば、A王子はもう婚約者いるんですよね？ やっぱり政略結婚
　 ですか？」


貴『まぁ....そんなとこですね。でも私の場合、政略結婚でも良かったと思って
　 いますよ。実際にお嫁さんは可愛らしいし、ご家族にも良くして貰ってますし....！』



アマ「そう......ですか......。」



貴『？......どうかしましたか？』
　

アマ「いや......何でもないです......。」









そんな訳ないじゃないですかぁぁあぁあぁぁあ!!←

そんな悲しそうな顔して、何でもないなんてある訳ないよ!!



こうなったら、直接聞くしかないよね!?

えー、でも私ので参考になるかな!?←



　


貴『えっと....何かお悩み事でも？ 良かったら聞きますよ？』
　

アマ「......。実は今婚約者候補が１人いるんですよ......。」


貴『えっ！そうなんですか！』




じゃあ開く意味あるの?!←




アマ「はい......。しかし、その方と婚約をするのは少し気が引くというか......。」


貴『えっ、それでお相手は.....？』



アマ「相手は...＿＿＿＿＿









　 東の国の第三王女のルーナ様です。」





貴『!!!』




　



えっ！ちょっと、ルーナ様って確かこのゲームでは、聖女のような人だよね?!

それを嫌がるってドユコト?!←







貴『えっ！ちょっと待って下さい！ 何であの聖女のようなお方との婚約を嫌がる
　 のですか?!』



アマ「あまり言いたくはないんですが......実はルーナ姫は＿＿＿＿＿＿＿









　 全くの悪女なのです......。」









　
貴『えっ......？』

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