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翔に聞きたいことを聞いて、L◯NEを閉じたあと、ベットでボーッとしていると、

コンコン

誰かが部屋に来た。

「千弥。俺だ。」
「拓也？」
「入るぞ。」

俺が返事をする前に部屋に入って来た。
返事聞きけよ。

「なんだ？珍しいな。ケンカでもしたくなったか？」
「お前とケンカなんて、もうごめんだ。」
「じゃあ、なんだよ。」

そうゆうと、急に真面目な顔になった。
そして、
「お前に聞きたいことがある。」

そう切り出した。
「何が聞きたい？」

そういうと、口を閉ざした。

なんだよ…。言い出したのお前だろうが。
言いたいことがあるんだったらさっさと言えばいいのに。

俺は、拓也が口を開くまで待っていた。

そういえば、着替えてなかったんだ…。

ずっと制服のままだったことに気づいて、
一番、動きやすい服を探していると、拓也が口を開いた。

「今日、学校で何があったんだ？」
「なんのことだ？」
「学校で、政府からなんか言われただろ。なんて言われたんだ？」
「まてまてまて、なんで知ってんだ？」
「それはあとから説明する。とにかく、俺の質問に答えろ。」
「はぁ？」
「お前らが政府から言われたことはなんだ？」
「…鬼ごっこをやるって。」
「それだけか？」
「放送で言ったのはそれだけだけど…」
「他には？放送だけじゃなくて、お前個人だけで言われたこととか。」
「さっきからなんだよ。それを聞いてどーすんだよ。」
「いいから答えろ！」

拓也が怒鳴った。
さっきから、必死になって、俺が今日政府に言われたことを聞こうとしている。

なんか、変だ。

とにかく、今はちゃんと答えた方が良さそうだ。

「えっと、最初に3年か聞かれて、その後、tagに参加するのか聞かれた。そして、頷いたら、最後まで残れるように頑張ってください。期待しています。って言われた。」

今日、長谷川さんと話したことを全部話した。
すると、拓也は大きいため息をついた。

「やっぱりか…」
「なんだ？なんか知ってんのか？」
「あぁ。」
「何を知っている？」

拓也が一瞬口を閉じて、喋りだそうとした、その瞬間…

ブブッ

携帯がなった。

「…！！」

画面をみた俺は驚いて声が出なかった。
恐怖さえ感じた。

「どうした？」

俺の様子をみた拓也が画面を覗き込んだ。

「嘘だろ…」
「俺たちは、ずっと見られてるってことなのか？」
「見られてる？違うな。監視されてるんだ。」

携帯の画面にはこう書かれてあった。

『それ以上話すな。』