イチャイチャ時間2

藤ヶ谷さん ページ14

『太ちゃん！待って！私も行く！』


隣の家に住むAは2つ下の幼馴染で

幼稚園も同じで

もちろん親同士も仲が良かった




「Aさ、いつも寝坊するんだから早めにでればいーだろ」


『太ちゃんと同じ時間にでたいんだもん…』


高校に入学して

俺の登校時間は遅くなった




『太ちゃん、好き』


「はいはい、気をつけろよ」



別れ際にいつも言う言葉

正直この頃は妹のような感じでしかAの事を見てなかった







時が流れて

もちろん俺と同じ高校に入ったA




「なぁ、あの子可愛くね？」



周りの奴らの視線の先には

Aの姿



Aの事をそうゆう風に見てなかったから

急に遠い存在に見えてきた





「…あいつってモテるんだ」



ズキっ


なんか、ムカムカする

なんだこれ



「太輔？次移動だよ？」

「今行く」



まさかね

極力考えないように

家に帰った




ガチャ

部屋に行くと

部屋着に着替えたAが俺のベッドの上で漫画を読んでる


「おい、入るなって言っただろ」


『…だってー太ちゃんと今日会えなかった』


「そりゃー学年も違えば会う確率だって減るだろ」


『だから今来たの！』



Tシャツから見えそうな胸と
白くて綺麗な足が


男の部屋に入ってる危機感のなさを
物語っていて

無性にムカついた





「…ねぇ、胸見えそう」



隠すそぶりもせずに


『…太ちゃんだったら…いいよ……』



まっすぐ俺を見た




もうむちゃくちゃにしたい。

気づけばもう

Aの唇に

キスをしていた

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