元ヤンですがなにか? (ページ9)

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ヤバい……!! ページ9

『では帰りますね』

沖矢｢はい,長く話してしまってすみません
おやすみなさい｣

コナン｢八宵お兄さん,おやすみなさい～!｣

『ん,おやすみ』

ってことでやっと解放された!!
はぁ………今日は本当に疲れたな,ストーカーやらコンビニ強盗やら死神くんらやら
しばらくバイト休みだから久しぶりにアイツんとこ遊びに行くか

だがその前に………
ストーカーを撒かなければな

ダッ!!

ストーカー｢?!｣

そして俺は走り出した
ストーカーは今まで走ったりしなかった俺が今日急に走り出して驚いているんだろう
だが,俺の足に追いつけるかな……?
一応50走は7秒切ってるからなﾄﾞﾔ

タッタッタッタッ…………

タッタッタッタッ…………

そのうち何も聞こえなくなった

『………やっといなくなったか,もう俺の体力は限界だ』

もう11:00だ,軽く30分走っていたのかマラソン大会かよ←
適当に走ってきたから俺は今どこにいるのかわからない
こんな時こそGoo○le先生!
………家の真反対だな,いつの間に方向音痴になったんだ?

Goog○e先生に教えてもらい家に帰っていた
あそこの公園を通ったとき,とんでもない殺気………いや,殺気に近い別の"何か"を当てられた
一瞬止まったが急いで距離をとる
相手の顔は暗く見えない
………公園…………ってことは………

???｢ねぇ,何で逃げるの?｣

死神なんかとは比べ物にならないくらいの猫なで声,そして殺気ではない,とてつもない狂気

俺を"恐怖"に陥れるには十分だった

ザッ………ザッ………

???｢私はAくんをこんなに愛シテいるのに,たくさんつクシてきたのに,どうして私の名前を呼んではくれナイの?どうしテ私ダけを見てはくれないの?ドウして私のモノになッテくれないの?ねぇ,ドウシテ?｣

そいつはあのストーカーだった
両手からはおびただしい量の血が流れている,おそらくリスカだろう
右手には血のついたカッターが握られている
こちらを見ている目には"愛情","嫉妬","殺意","狂気"もろもろの感情が含まれている,うつろな目をしていた

………これは本格的に危険だ
今までのストーカーが可愛く思えてしまう
殺気に当てられるのは慣れているが,今のような"狂気"は慣れていない,というより初めてだ
ただの殺気なら何とかできただろうが,これは今までの比じゃない
足が動かない,"殺される"という"恐怖"によって