この世界を変えてやる｢ノーマン｣ (ページ2)

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ＧＦハウスページ2

ぴったり6時

ハウスの朝は鐘の音で始まる

エマ｢みんな起きてー朝ごはん遅れるよー｣

エマ｢A起きてー！朝だよー｣

エマが私を揺すってくる

『わかった起きるよ
おはようエマ』

エマ｢おはよう！ A｣

この暮らしも10年

｢エマー靴履けないー｣

｢Aーひもむすべないー｣

エマ｢今行くー泣かないで｣

『よし！任せて！』

『おはよう！ドンコニーリトルバーニ
ー！』

エマは相変わらず朝から騒いでいる

トーマ｢Aー！こっちまーでおーいでー｣

『待てー！』

性格も年齢も肌の色もさまざま

私たちに血の繋がりはない

でも

『おはよー！』

『レイノーマン』

私はトーマとラニオンを脇に抱え込みながら言った

トーマ｢ギャハハハ！｣

ラニオン｢捕まったー！｣

ノーマン｢おはようA 今日もかわいいね｣

『ありがとう……』

レイ｢おはよう A｣

その時

エマ｢ほっはよーノーマンレイ A｣

『私2回目だけどおはよう！』

ノーマン｢おはようエマ｣

レイ｢ほはよーエマ｣

ノーマン｢元気だねぇまだ朝ごはん前なのに｣

相変わらずレイはエマにお前歳いくつだ？5歳？なんて聞いている

ノーマン｢Aこっち手伝ってくれる？｣

『わかった！』

大好きなママ

大好きなみんな

血の繋がりはなくても

大切な家族

ハウスは私の家だった

全て私の

私たちの普通

イザベラ｢時間通りね｣

10年間疑ったことすらなかった

『いただきます』

・・・・・・・
当たり前の日常

フカフカのベッド

美味しいご飯

白づくめの制服

首筋のマイナンバー

そして

毎日のテスト

将来のために私たちのために

ママはこのテストを学校の代わりだと言った

『ふー終わったー』

みんなの疲れたーという声が聞こえる

イザベラ｢A エマレイノーマン
凄いわ4人とも！また300点フルスコアよ！｣

私はテストが嫌いではなかった

ママが褒めてくれるのは嬉しかったし

終われば思いっきり遊べたから