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なんで？って…。
私はフォークを皿に置き、先生の目を見た。
「昨日、ナナミンが迎えに来ました」
五条「うん」
「先生に頼まれたって」
五条「うん、頼んだ」
「私だってナナミンと同じ一級呪術師ですよ？」
五条「知ってるよ」
「任せるって言ったのは先生なのに、任せられなかったってことでしょ？」
五条「呪霊のことはAに任せたけど、帰り道は心配じゃん」
「……意味がわかりません」
五条「……わかんなければ、いいよ。心配くらいしてもいいだろ、Aの実力とは関係ない」
そういえば昨日ナナミンも同じようなことを言っていた。
たとえ私が特級呪術師でも、先生はナナミンに迎えを頼んでいるだろうと。
どういうことか、全くわからないけれど。
いつか分かる日が来るのだろうか。
五条「隙あり！」
「…え？」
五条「ん〜、イチゴも旨いね」
私の皿からパンケーキを一枚かっさらう２８歳。
先ほどの会話はもう終わりにしたいということなのだろう。
私は呆れたように笑う。
「先生のチョコもください」
五条「いいけど一枚はダメだよ？」
「自分は一枚取っておいて酷い…」
五条「アハハ、年功序列！」
また意味のわからないことを口走る。
でも、楽しい。
呪いと戦っていると、辛い場面に出くわすことばかりだ。
１年に１回でもいいから、先生とこうやって向かい合って笑える日がご褒美としてあるんだったら、私はいくらでも頑張れる。
私はぼそ、と独り言のように話した。
「昨日の呪霊は知恵をつけていました」
五条「…うん？」
「最近、呪霊のレベルが上がったような気がするんです」
五条「うん」
「…なんか、不安だなって。良くないことが起きるような気がして」
五条「…」
「呪詛師の暗躍とか、歴史上の…色んなことを想像してしまって。そうした場合、狙われるのは五条悟なんですよね」
五条「…」
ぺらぺらと捲し立てる私の言葉を、先生はただ頷いて聞いてくれている。
ただの、想像。
宿儺の器が現れるのは１０００年ぶりだ。
だからかもしれない。悪い方へ物を考えてしまうのだ。
「だから、強くなります。５人目の特級呪術師になりたい」
五条「……だーめ」
「………私の話聞いてました？」
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
