俺の母さんは兵士さんやった

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貴方sid.


『何だよ、そんなに一緒にいたくないのか？

異性と』

「そういう問題じゃないねん！それに、俺にはゾムが、、、ゾム！！！！」



餓鬼は起き上がると走って外に行こうとしたので足を引っ掻けておいた

Oh、あれは痛い



「ｯ〜！！！何すんねん！」

『一人で突っ走るな。ゾムって奴もいるんだな？案内しろ、そいつも一緒に育ててやる』



母の形見と社畜の賜物で金は有り余ってる。
溜まる一方で使いどころがなくてそろそろ隠すのも面倒だったからな、丁度良いだろう

餓鬼が驚いて固まってるのなんて知らん
私はやりたいことをやるだけだ



『飯を食べたら行くぞ』

「俺だけ飯を食べるなんて嫌や、ゾムの所に戻る」

『ゾムの分も作ってやる。それでいいだろう』

「、、、ほんまに？」

『嘘をつく理由があるか』



最近の餓鬼は警戒心が強すぎなんだよ
それもこれも全部豚共がいけないんだが



『お前はこのローブでも羽織ってろ』

「わぎゃっ！」

『外に出たら人気の無いところ以外絶対に外すなよ』

「、、、わかった」



やっと了承してくれたか、こいつ声はでかいしヒヤヒヤする

バレたらクビか、もしくは、、、考えたたけで恐ろしい


「なぁ」


『なんだ』


「あんた、名前は？」


『あぁ、そうだったな

A・アイビス、ただの一般兵だよ』


「A、覚えたからな」


『おっと、騙したら殺されるな』



なら私も聞いておかなくては



『お前は？』


「ロボロや」


『ふむ、良い名前じゃないか』









『そうだロボロ。お前に一つ良いことを教えてやろう』

「？なんや」







『私は完璧主義なんだ。せいぜいこれからの未来を期待するんだな』







お前が幸せだと思うまで、私から逃げられると思うなよ

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