俺の母さんは兵士さんやった2 (ページ15)

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偶像side.

でも、長くは続かなかった

あの子の親が、急にこの子を殺そうとしてきた

あの子は泣いてた

なんで、お前等は簡単にその子の笑顔を壊す

ふざけるな、あの子を殺させるものか

「お、おと、さま、、おかぁ、さま、、？」

“君を殺す人間は居なくなったよ”

「なんで、死んでいるのですか？」

“嬉しいでしょ？これで一緒にいれる”

一緒にいれる、それで俺は嬉しかった

、、なのに、君は泣いていた

ねぇ、なんで泣いてるの？

君が望んだんだよ？

俺と一緒に居たいって

どうして？

「、、偶像、貴女がやったの？」

“そうだよ！だから泣き止んで？”

「私は望んでなかった！！」

“君は苦しそうだった！俺と一緒に居れなくなるんだよ！？君は望んだじゃないか！”

「いや、嫌よ！お母様！お父様！！！！」

、、、なんで？

君を殺そうとしてきた奴等を殺しただけなのに

君は俺を責めるの？

この心は、やっぱり偽物だったの？

「ねぇ、偶像。お願いよ、貴方は間違ってる。
それは、心じゃないわ」

“じゃあなんなのさ。君を想うこれも欲望と言われるの？穢れた物だと”

「、、、貴方はあまりにも、純粋すぎたのね」

純粋、？

聞こえない筈の俺の声を、跳ね返すように

彼女は、君は笑顔でこう言った

「貴方は、寂しかったのね」

寂し、かった？

違う、寂しかったのは君の方でしょ？

「ずっと隣で、心を探していたのね」

そんな筈ない

だって、心をくれたのは君だった

、、、それは、違うの？

「、、、ねぇ、偶像。最後のお願いよ」

最後なんて言わないでよ

ずっと一緒にいるから、離れないから

、、、嫌だ！！

「私の心を、貴女が貰って？」