色は思案の外 - 2 - (ページ41)

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眩しい…寒い…眠い…

カーテンの隙間から入ってくる日差しで目を覚ました。

横を向けば和也くんが口をポカーンと開けて寝ていて、愛おしくなって、抱きしめた。

「んぁ、…Aちゃん、…起きたん？」

「ん、…おはよ」

肌が触れ合ってダイレクトに伝わる温かさが心地よくてずっとこうしてたいと思った。

和也くんの肌、すべすべしててずっと触ってたくなる。

「くすぐったいやんやめてや〜」

寝起きだからかいつもより枯れ気味の声に私の心はキュンとなった。

「…そうゆう気分なら、もっかいしてもええで」

グルっと視界が回ったと思ったら、私の上に乗ってきた和也くん、その顔は少し赤くなっていて、暗くて気づかなかったけど昨日もこんな顔してたのかなって。

「…まあ、…俺はしたいんやけど」

「…いいよ？」

その言葉を言い終わる前に私の口は塞がれていた。

和也くんを感じる度に私は満たされて、どんどん和也くんを好きになっていくのを実感した。

この人はこの先、きっと私を幸せにしてくれる、そう思った。

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