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頭痛い……
見慣れない天井、いつもと違うベッド、いつもと違う香り。
「…………どこ」
「…おれんち、」
「わっ、」
目を閉じたまま眠そうな顔をする丈くんが横にいて、ベッドから転げ落ちそうになった。
え、待って、なんで。
「…眠気我慢できへんくて、…ごめん」
「えっ、ご、ごめんっ、」
押しかけたのは私の方なのに、自分の家なのに、謝る丈くん。
きっとこの人は私に対しては何もしてこない。
「丈くん、…昨日はごめんね」
「目腫れてる、…」
「…うん、」
丈くんは携帯を見て、まだ寝れるやん、って言いながら枕に顔を埋めた。
……てゆうか、普通に考えたらこれ、ヤバいよね?
彼氏でもない人の家に泊まって、同じベッドで寝て、いくら丈くんが何もしてこないの分かってるとはいえ、この状況はまずいと思った。
その時、寝室のドアが開いて、誰かが入ってきた。
本当にヤバい、隠れなきゃ、そう思った時にはもう遅くて、その人と目が合ってしまった。
「え、…なんで?」
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作者名:まぷ | 作成日時:2023年1月10日 18時