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039:daigo ページ40

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「どうしたん、大橋」


「失恋したんよ」


「してへんわ、始まってもないわ」




連絡してから30分くらいして正門が来てくれて、2人ではっすんの話を聞くことにした。


はっすんがこんなに落ち込んでお酒を飲むことってほとんどないし、やっぱり気になる。




「正門、末澤くんの彼女のこと知ってる?」


「え?…あぁ、直接は聞いたことないけど、リチャくんにこの前ヨリ戻したとか何とかって話してたの聞いた気する」


「…は?リチャも知ってんの…?」


「結構前に付き合っててん、確か」




正門が言うには、直接聞いたことは無いけど、隠してる感じではないらしい。




「2年くらい付き合ってて、1年前くらいに別れてたはずやけど」


「末澤に彼女いるの知らんかったで俺」


「誠也くんあんまそうゆうの言わんやろ」


「けど、丈くんは知っててんで?」


「同期なんやから直接聞けばいいやん」




でも教えてくれへんかもやん、って縮こまるはっすん。


俺が直接聞けたらいいんやけど、普段連絡とかせえへんし、なかなか会う機会がない。




「恋やねえ」


「ちゃうて!うるさいな!」


「絶対恋やん」




そう言ってケタケタ笑う正門におしぼりを投げつけるはっすん。


これは早急に丈くんに話聞いとかんとな。


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作者名:まぷ | 作成日時:2023年1月5日 22時

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