No.47 ページ48
藤「俺……Aのこと」
「……っ」
先生の胸を押して海の方に走った
なんでこんなにドキドキしちゃうの
なんでこんなに顔が赤くなるの
「バカ」
全部の感情を流すように海水を顔にかけた
玉「なにが馬鹿なの？」
「ゆ、裕太」
玉「そんな驚かなくてもいいじゃん」
「ごめんね？裕太何してたの？」
玉「シーグラス探してたの」
「シーグラス？」
玉「ガラスが海に削られて流てきたのなんだけど、綺麗な海にしかないんだ。ほら、太陽に透かしてみると……」
持ってた綺麗なシーグラスを空にあげたら太陽の光が透き通ってキラキラ光ってる
「綺麗…」
ずっと見てたい
そう思ってたら視界が遮られて唇に一瞬触れた裕太の唇
普通なら喜ぶしドキドキするのに
なんでだろ……
藤ヶ谷先生からの方がドキドキした
裕太からのキスは胸がギューって痛む
玉「ふふ、秘密ね？」
「うん」
やっぱり私が好きなのは裕太だ
口元に人差し指を近づけてシーっていう裕太が凄く可愛くてやっぱりドキドキしちゃうんだ
シーグラスから透き通る太陽の光よりもずっとキラキラ輝いてる
玉「光に照らされるAの顔の方が綺麗だったから思わずキスしちゃった」
しちゃったって可愛くて仕方ない
「裕太もきれいだよ」
麻「そこのラブラブカップル！バレーするよ！」
「あ、バレちゃった。行こ？」
玉「Aちゃんと手加減しろよー」
「えー、やだ」
玉「Aのアタックめっちゃ怖いんだもん」
「私はね、ストレス発散になるの。だから覚悟しててね？」
そう言って麻衣達の方へと走っていった
そこにはもちろん先生もいてさっきの事を思い出しちゃって少し離れた所に行った
ふと先生の方を見た時に目が合って即座に逸らした
ねぇ、先生……
なんでそんなに悲しそうな瞳で私を見るの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マーガレット | 作成日時：2015年12月24日 19時
