私の好きな人 (ページ38)

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No.37 ページ38

玉「足ほんとに大丈夫？」

「だから大丈夫だよ(笑)」

朝、裕太とあってからずっと足の事を気にかけてる

そんな姿が可愛いすぎて笑ってしまう

玉「誰に送ってもらったの？」

裕太からしたら何気なく聞いたんだろうけど

その言葉にドキッとする

藤ヶ谷先生に送ってもらった

なんて口が裂けても言えない

「お、お母さんが迎えに来てくれたんだ」

玉「アメリカから帰ってきたの？」

「え？あ、そうなの」

そうだったお母さん、今アメリカにいるんだった

なんたる失態を

ま、バレなかったからいいんだけど

春輝よ、どうかなにも言わないでおくれ

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授業が終わり、放課後。

今日から文化祭で歌う曲の製作を行う

裕太と２人で部室で曲作りに励む

「こんな感じなんだけど」

昨日作った曲を裕太に聞かせる

玉「またラブソング？」

「そう、去年と同じような盛り上がる曲がいいの」

玉「オッケー」

「まだアレンジしたりするからそれもふまえて歌詞考えてね？」

玉「分かった」

下校時間ギリギリまで残って曲作りに励んだ

曲も大体は出来上がり作曲は順調

玉「明日、用事があるから一緒帰れないんだ。ごめんね？」

「分かった」

玉「明日帰るときは暗くなる前に帰ること。分かった？」

「分かりましたよ。もうそんな心配しなくてもいいのに」

玉「好きな人を心配するのは当たり前だろ？もしAに何かあったらいけないし」

「ありがとう」