私の好きな人 (ページ37)

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No.36 ページ37

藤「なにやってたんだ？」

「文化祭で歌う曲作りをしてました」

藤「自分らで曲作りするんだ？」

「その方が練習しやすいんで。毎年私と裕太で曲を作って軽音部全員で歌うんです」

藤「すごいな」

「でしょ？(笑)あ、聞きます？」

藤「聞きたい」

鼻歌で出来上がったところまで歌う

「どうですか？」

藤「それでいいんじゃない？」

「テキトーに言わないでくださいよ。これでも時間かけて作ったんですから」

藤「ごめん(笑)そんなむきになるなって」

「ムッ。そんな事ありません」

藤「でも正直いいメロディーだった。俺もできる限り手伝うからいいのが出来上がるといいな」

丁度信号で止まった時、体を私の方に向けて

微笑んで、私の頭を撫でた

この笑顔好きだな……。

それから私の家に着くまで色んな話をして少し先生の事をしれた気がした

話してる時間はすごく楽しくて頬が緩みっぱなしで

最初はあんなに警戒してたのにもう警戒心なんかどっかに吹っ飛んで言っちゃうほど

「送ってくれてありがとうございました」

藤「いいえ。明日気を付けてこいよ」

「はい。じゃあ、おやすみなさい」

藤「おやすみ」

頭をポンとして車に乗って帰っていった

なんだろこの久しぶりに感じたドキドキ

今私先生にトキメいてる？