No.30 ページ31
藤ヶ谷先生side
今日は散々Aに走り回されて疲れた
仕事を終わらせ、車をはしらせて近くのコンビニに行った
最近ハマってるコンビニスイーツをカゴに入れ、今日はもう疲れたから弁当を買ってコンビニを出た
コンビニのある歩道から道路を挟んだ向かい側の歩道の方で男女が仲良さげにしてる
青春してんなー
ってあれうちの学校の生徒
男女の顔をよーくみると
藤「A!?」
慌てて口元を塞ぐ
Aと隣のクラスの玉森がいた
その光景に胸がチクッと痛む
でも、A泣いてない？でもなんか嬉しそう
玉森が帰ろうとして何故か振り向いた玉森
Aが玉森のネクタイを引っ張ってキスをした
なんでだろ。
こんなに胸が痛んでザワつく
Aといると楽しいしドキドキする
でも玉森と一緒にいるところを見てると胸が苦しい
頭ん中はもうAに埋め尽くされててAがいない世界を考える事が出来ない
ふと思い出した時に浮かぶのはAの笑顔
って何考えてんだよ
なんか俺がAの事好きみたいじゃん
ん？好き？
好き……
スキ…
すき…
好きみたいじゃなくてほんとは俺Aの事が好きなんだ。
でもダメだ。
所詮俺とAは教師と生徒
それ以上でもそれ以下でもない
それにあいつには女子に大人気の彼氏がいる
そんな相手に勝てるわけもない
はぁ、どうすっかなー。俺
でもこの気持ちだけは持っててもいいよな？
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Aの事が好きだって
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作者名：マーガレット | 作成日時：2015年12月24日 19時
