私の好きな人 (ページ14)

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No.13 ページ14

朝、学校に着いてHRが始まった

藤ヶ谷先生は昨日あんな事があったのに何も無かったかのように朝からあの笑顔をみんなに振りまく

その姿を見てるとイライラする

なにが“Aだから"だよ

授業が始まって２限目が数学で

数学の時は藤ヶ谷先生を意識しちゃって全然頭に入ってこない

ほんと私にとって藤ヶ谷先生は疫病神でしかない

こういう時は………

携帯のホーム画面を見る

ホーム画面の画像は裕太の寝顔

それを見ていつも癒される

自分でも思う、キモッて

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あっという間に１日は終わり、今から私の大嫌いな部活の勧誘活動

私が入ってる部活は軽音部

麻衣と同じであとは他のクラスの子と1つ年下の子だけ

部員は私合わせてたったの４人

この学校は１０人以上の部員がいないと部活として認められなくて正確にいえば軽音部ではない

部活ではないから部費もないし顧問の先生もいない

自分達で１からやるから誰にも指図されずに自由に活動出来るから私にぴったりな部活だ

私と麻衣がギターとベースで他のクラスの愛美ちゃんはドラムで年下の明音ちゃんはキーボード

そして、帰宅部の裕太が私達の歌を作る

メロディーは私が作るから裕太と私の共同作業

意外に裕太の歌詞は全部いい歌詞で国語力ないのに凄いと思う

麻「軽音部に入りませんかー！」

愛「楽しいですよー！」

明「大歓迎でーす」

私は大声を出すのが苦手

だから他の３人に任せて私は突っ立っておく

私たちが卒業しちゃったら明音ちゃん１人になってしまう

だからみんな必死で呼び掛けをしてるんだけど誰も見向きもしない

それなのに諦めない３人をリスペクトする

なんて考えたらお腹を抱えて大爆笑する春輝が現れた

「なに」

春「あはははは！なんかねーちゃんウケる!!」

「はいはい。勝手に笑っとけ」

春「あはははは！」

「あ、春輝さ同じクラスの人でもいいから軽音部に入らないかって誘っといてよ」

春「へーい(笑)」

まだ笑ってる

麻「はぁーー。全然集まんなかったね」

愛「みんな音楽に興味がないんだろうね」

部室に戻って明音ちゃんがいれてくれた紅茶を飲みながら、ケーキも食べながら話す