学園の王子様。

あの子の大切な物 ページ7

玉森先輩side



「キャーーーーー！！」



はぁー、ほんとうるさい。俺ら見るより飯食べるほうがいいだろ。
先生まできてるし


心の中でブツブツ文句を言ってると急に女の子が現れて押してきた

もう誰？
女の子の方を見るとネックレスを大事に握りしめてる望月さんがいた。

ネックレスは望月さんの大切な物なのかな？

望月さんに気づいてほしくてわざと声を出したら元々大きな目がもっと大きくなってた。



「あの！すみませんでした！怪我してないですか!?」



望月さんの前に立った。頭１つ分ぐらいある小さい背で本人はわざとじゃないだろうけど、上目遣いしてる。
反則でしょ。




玉「大丈夫。」



って答えたらまた謝って走り出そうとしてたらがやさんが望月さんの手を掴んだ。

普通の女の子なら嬉しそうに満面の笑みを浮かべるだろう。がやさんはかっこいいから


でも、望月さんは違ったんだ。
がやさんの手を振り払って本日３回目、謝ってトイレに逃げ込んで行っちゃった



女子たちは大丈夫？とか言ってるけど正直、うざい。心配される筋合いないし、頼んでないし




藤「振り払われた……」



自分の手をずっと見てるしみつは望月さんのお友達らしき人が望月さんを追いかけて俺らの前を通り過ぎたら




北「あの子、可愛い」



なんて言ってるし、もうこの光景にうんざりしていつも、飯食ってる所に１人で行った

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