学園の王子様。

花火 ページ49

バーベキューが終わって今度はみんなで花火らしい




色んな花火を試して最後に線香花火をやる

線香花火好きなんだよね。
なんか可愛いし、癒される



せっかくの線香花火なのに玉森先輩トイレにいってしまった


今は山下先輩と２人





「綺麗ですね」




山「うん………………。俺、Aちゃんが好き。だから付き合って下さい！」





「え？」




その瞬間ぽとって落ちた、線香花火の火





「えっと、あの、ごめんなさい」





山「あー、やっぱ無理か〜。玉にはかなわねーか」





「玉森先輩？」




山「あ、自覚してないの？」





「なにを？」





山「鈍感すぎ笑……ハグ…してくれる？」






「はい、どうぞ♪」





告白の返事断っちゃったしね

手を広げた


そして山下先輩の香りに包まれた




山「よし、充電完了！俺のこと少しでも好きだなーって思ったら俺のとこ来て。待ってるから」





そう言って別荘の方に戻っていった


私、告白されるの苦手だな。相手の人が可哀想だし、私も悲しい。






みんなも帰って１人でぼーっとした







玉「望月さん、どうしたの？」





「玉森先輩って告白されたことありますよね」





玉「まあ」





「断った時の罪悪感とか感じませんか？」





玉「しょっちゅうあるからね。もしかして山下に告白でもされた？」





「はい。断ったんですけど、やっぱり可哀想で罪悪感感じちゃいます」





玉「罪悪感とか感じなくていいよ。山下も落ち込んでいると思うけど勇気だして気持ち伝えたんだから」





「はい」




玉「罪悪感とかあって可哀想だから付き合ったとしても傷つくのは相手だから。よし、じゃあ行くよ！」




「そうですよね！元気でました！」





玉「うん！」





玉森先輩のそう言うところが好きだな


あ、恋愛感情はないから！……多分

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