学園の王子様。

ドキドキの時間 ページ16

玉森先輩side


望月さんと話したくてベンチに向かった
またいつも通り女子軍団が来た。いつもならタオルとか水とか貰うけど、望月さんに貰いたかった




玉「俺、望月さんにもらうから」



女子たちが望月さんを睨んでどっかに行った
望月さんに悪いことしちゃったかな？
でもほんとの事だし

びっくりした顔して立ってる
おもしろ

宮田みたいににやけそうだったからめっちゃ頑張って抑えた
それで平然を装って


玉「タオルと水もらっていい？」



なんて言った
顔には出していないけど心臓はバクバク




「あ、はい！お疲れ様です」




玉「ありがとう」



「この前は本当にすみませんでした」




玉「痛くなかったし大丈夫だよ」



ほんと大丈夫なのに心配しすぎでしょ




「玉森先輩ってサッカー上手いんですね。見ててびっくりしましたよ」





玉「小さいころからやってたんだ。みつには負けるけど」





「確かに北山先輩は上手いです。でも見てて飽きないのは玉森先輩ですよ」




玉「それって誉めてる？笑」



あ、ひさしぶりほんとに笑ったかも




「ふふ、はい！」



手をグーにして口元に運んで小さく笑った
望月さんの笑顔にまたドキドキした

快人がきて望月さんと仲良さそうに話ししてる望月さんと快人の関係ってなに？
彼氏と彼女？


快人が先生に呼ばれて戻って行った時なんか嬉しかった



玉「友達？」



そう聞いたらめっちゃ笑顔になった
なんで？



「はい！私、男嫌い何ですけど快人は唯一の男友達なんです」




玉「男嫌いなのに普通に話せてるじゃん」




「快人も玉森先輩もなんか安心するんです」




そう言って俺の手を握って目を閉じた望月さん。


ヤバいヤバい、心臓の音がうるさい
顔がどんどん熱くなってる、自分でも分かる、絶対俺の顔真っ赤だ

肌が触れてるところに熱がどんどん集中していく




でも目を閉じてる望月さんはほんとに綺麗で釘付けになる

頭の中は君でいっぱい→←安心する人

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