学園の王子様。

部活の合間 ページ14

みんなのサッカーしてる姿を見て分かったんだけど、玉森先輩って意外にサッカー上手いんだ

北山先輩は顔がスポーツできそうな顔してたけどここまで上手いとは

快人も意外に上手い


でも王子には負けるかな〜。てか王子ってなんでも出来るんだね。成績優秀、運動神経抜群、そしてイケメン！

ま、性格はどうか分からないけど




あ！玉森先輩がこっちきた！タオルと水だよね




「玉森s「玉森先輩！お疲れ様です！タオルどうぞ！」



「玉森先輩！お水も！」




玉森先輩ファンの子達がぞくぞくと押し掛けてきた





玉「俺、望月さんにもらいたいから」




え!?私？

ファンの子達は私の事を冷たい目線で見てきた
うわ！怖
私を恨まないでよ、恨むべき相手は玉森先輩でしょーよ


ぞろぞろと自分の立ち位置に戻って行った





玉「タオルと水もらっていい？」




「あ、はい！お疲れ様です」




玉「ありがとう」




「この前は本当にすみませんでした」




玉「痛くなかったし大丈夫だよ」




「玉森先輩ってサッカー上手いんですね。見ててびっくりしましたよ」





玉「小さいころからやってたんだ。みつには負けるけど」




「確かに北山先輩上手いです。でも見てて飽きないのは玉森先輩でしたよ」





玉「それって誉めてる？笑」




あ、玉森先輩笑った！玉森先輩ってこんな風に笑うんだ。なんか可愛い

なんだか私まで嬉しくなってきた




「ふふ、はい！」




快「A、俺のプレイどうだった？」




「上手かったよ」




快「かっこよかっただろ？」





「うん、かっこよかった」



正直に言うと先輩のほうがかっこよかったけどね。
快人、先生に呼ばれて走ってどっか行っちゃった




玉「友達？」



あ！玉森先輩が質問してくれた
ほとんど私だったから嬉しい




「はい！私、男嫌い何ですけど、快人は唯一の男友達なんです」




玉「男嫌いなのに普通に話せてるじゃん」




「快人も玉森先輩もなんか安心するんです」




私は玉森先輩の手を握って目を閉じた

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