■ 夜職のつよつよお姉さん / sm ページ40
※ぴんくな職業表現あり
曲った背骨を伸ばせばバキバキと固まった骨がほぐれていく
年末に向け仕事が忙しくなって来たこの頃､18時に帰れるのは有難いと
思っていたら先輩からいい所に連れてってやると声を掛けられた
比較的､仲の良い先輩なだけあって断りずらく俺の早帰宅の願いは
あっさりと絶たれた。しかも……ここ…
｢ちょ､先輩？どこ連れてくつもりですか｣
｢お前は遊びが足りないからな！一経験として楽しめる所だよ！｣
｢はあ？｣
余計なお世話だ､と眉間に皺を寄せたら笑いながら背中をバシバシと叩かれる
所謂､風俗通りと言われるこの辺は見渡す限り色々な店舗が並んでいて
ピンクの看板やチカチカと点灯するランプが目に痛い
着いてくるんじゃ無かった､次からは絶対に断ろうと心に強く刻み込んでいたら
1つの店舗の前で先輩の足が止まる
｢先輩が奢ってやるから息抜きしろよー｣
そう告げたあと俺の背中を押しながら店舗へと入っていく
俺を置き去りにして､フロントらしき所で手慣れたように
受付をしている先輩の後ろ姿を冷めた目で見つめていたら
振り返り､フロント横の椅子の所に座るよう指示された
暫く待っていたら番号で呼ばれた後､先輩が立ち上がり
んじゃ､終わったら各自解散なーと告げてカーテンの奥へと消えていった
俺の手元には5番と書かれたカード､そして遂に呼ばれてしまった
取り敢えずカーテンの先へ進めば､ペラペラで透けている服を
着ている女性に手を引かれ部屋へと連れて行かれた
｢はじめまして！Aです！
お兄さん､こういうお店は初めての人ですか？｣
｢あっ､あぁ…
今日も会社の人に連れてこられただけで…｣
女性から目線を逸らしたまま質問に答える､連れてこられた原因の顔が
脳内をチラつき何かイライラしてきた
｢あらら､じゃあ今日はお話だけで辞めときますか？｣
｢そうしてくれると助かる､あと服を着てくれ目のやり場に困る｣
そう告れば直ぐにパーカーを着用してくれる
はぁ、と溜息を吐きながら漸く相手の顔を見ることが出来た
｢お兄さんみたいな人珍しい！｣
｢何がだよ｣
｢大体が連れてこられたって言っても抜いてく人が多いのに！
服着てくれなんて言われたの初めてかも！｣
｢例外で悪かったな｣
｢え？いやいや！寧ろラッキー的な？
何もしないでお給料になるんだもん！お兄さんみたいな人か1番好き！｣
あっけらかんと言い放ったのにポカンとしてしまった
その後､笑ってしまったのは俺のせいじゃない
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Ray(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» らむね様､コメント気が付かずすみません！！有難うございます､好きと言って頂けて嬉しいです…！ (12月14日 18時) (
レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - しらたま。さん» わぁ！嫁シリーズ刺さってくれて良かったです！ありがとうございます！ (12月13日 21時) (レス) @page50 id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 最後のお嫁さんシリーズに撃ち抜かれました笑 日々の癒しが終わってしまうのは残念ですが、ひとまずお疲れ様でした！ (12月13日 21時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃ全て好きすぎました……✨最後の方のタイトルもめちゃ好きです！ (12月13日 21時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» ありがとうございます､完結しました😇実はお嫁シリーズ､内容よりタイトルの方が時間掛かりました😭 (12月13日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年10月18日 18時
