駄メンズになっちゃう【WT短編】

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｢っ！では最初のコーナーから｣

｢今日は､マネージャーが来るということで
いつもの倍､質問を受け付けました！するとなんと応募が3倍！
この番組始まって以来の応募が来ましたー！
いや､皆どんだけ気になってんの？！｣

｢じゃあ､質問多いから早速読み上げていくぞ｣

｢嘘なし！素直にお答えください！｣

慌てて口を開いたせいか､息の詰まったような
スマイル君の掛け声から一問一答コーナーが始まる
番組の恒例行事なのに視聴者の私も緊張してきた

｢では､1通目！
マネージャーさんはメンバーの中で誰が1番好きですか？
おーっと､いきなりコレはぶっ込んだ質問だ！｣

｢そうですね…歌では､きんとき､ダンスでは､シャークん
コメンテーターとしてはスマイル､バラエティにはきりやん
楽器を持たせるならNakamu､料理させるならBroooockです
各々､得意分野がありますから誰が1番とかは有りませんね｣

｢えーっ､僕が1番じゃないのー？｣

｢いやいや､俺でしょ！聞き分け良いし｣

｢Broooockが寝坊しなきゃ1番だし､
何でも力で解決しようとしなければきんときが1番かもね｣

｢｢うぐっ…｣｣

｢Aに言い返しても負けるの分かってるんだから辞めろよ
じゃあ､2通目。炎上した時はどう思いましたか？だってさ｣

｢そうですね…､まずメンバー全員に説教しました
ファンの気持ちを考えなさいと､その後マネージャーを外れましたが
それでファンの気持ちがホワイトテイルズに向くなら良いと思ったんです
それなのに､外れた途端に体調を崩すは怪我するはで…｣

｢しょうがねーじゃん！Aみたいに体調､メンタル考えて
スケジュール完璧にしてくれねぇし｣

｢いやいやいや､多分あの人もすごい仕事出来る人だよ？
Aが完璧に俺達を把握し過ぎているだけで｣

いつも格好良いと言われるシャークんが子供っぽくニシシと笑う姿を見て
心打たれる､いつもキリッとした顔のきりやんも眉を下げて優しい表情
そんなメンバーを見て ああ､本当に信頼してるんだなと
画面越しでも伝わってくる。同時に見ていたSNSもお祭り騒ぎだ
そんな雰囲気の中､番組はどんどんと進んでいきNakamuの
それでは来週ーっ！の声と共に番組が終わる。直ぐにSNSを開けば
既に番組の感想やハッシュタグで溢れ返っていた
その中で目に付くのが マネージャーを推せ の文字
いや､めっっっちゃ分かる！メンバーを大事にしていて､その上美人
そりゃ推したくもなると､早速タグ付けしてコメントを残した

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