■ バリキャリつよつよお姉さん2 / kr ページ30
春､桜の季節
新入社員がゾロゾロと入ってくる中､俺は新しい上司である
Aさんの隣に立って会社説明会の会場に立っていた
先日､Aさんから声を掛けてもらった後､十分に悩み
是非よろしくお願いしますと返答を出したお陰で今俺はここに居る
冬の間に変わった業務に慣れるのが手一杯で
ようやく補佐としてマトモに動ける様になってきたのが最近だ
コレじゃ､俺も新入社員と大して変わらないなと苦笑いを浮かべる
｢では､皆さんコレから各部署にて研修を行っていただきます
きりやん､人数分の書類は用意できてる？｣
｢はい､研修先の部長に数分お渡ししてあります
既に名前は通してあるので各部署で名乗ってもらえれば
そのまま研修に移れるよう話は付けてありますよ｣
｢うん､頼んだこと以上だ
毎回､君の気遣いには助けられているよ。これからも頼むね｣
｢っ！はい！頑張ります！｣
｢先ほどお配りした資料の中に社内マップがありますので
各々配属された部署へ向かい名前を申し付けてください
それでは皆さん､移動を開始してください｣
その一言の後､ゾロゾロと新入社員が移動し始め
最終的には俺とAさんのみがこの場に残った
｢初の大仕事､お疲れ様｣
｢っはー…､緊張しました……
俺､大丈夫でしたか？変な事言ってませんでした？｣
｢全然！良く出来てたし､私の気の回らない所までやってくれてて
凄く助かったよ､本当にお疲れ様｣
｢A先輩もお疲れ様でした｣
｢今日は先輩が奢って上げるから帰り呑みに行こう｣
｢えっ、いいんっすか？！行きたいです！｣
おーっし､じゃあ今日は午後も仕事頑張ろうか､と声を掛けられ
自分達の職場へと戻っていく
まあ､息付く暇も無く新入社員の研修が始まったのは言うまでもないが
いつも以上に忙しい業務を終えクタクタになりながら
でも今日は先輩と夕飯だしな､と再度気合いを入れ直す
｢きりやん､仕事は終わった？｣
｢はい､やっとこさ終わりました｣
｢よしっ､じゃあ今日はしこたま呑もう
どうせ明日は休みなんだし｣
行くよーと鞄を持ち先にエレベーターへと向かう先輩の後を
慌てて追いかける。私の行きつけでいい？と聞かれもちろんです！と
元気よく返事すればクスクスと笑う声
きりやんは焼き鳥好き？なんて聞かれてもうめっちゃ食べますと返すと
私の財布大丈夫かななんて冗談ぽくちゃかされる
上司と部下の関係ではあるが冗談を言い合える位には
上手くやれているんだと思うと嬉しくなった
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Ray(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» らむね様､コメント気が付かずすみません！！有難うございます､好きと言って頂けて嬉しいです…！ (12月14日 18時) (
レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - しらたま。さん» わぁ！嫁シリーズ刺さってくれて良かったです！ありがとうございます！ (12月13日 21時) (レス) @page50 id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 最後のお嫁さんシリーズに撃ち抜かれました笑 日々の癒しが終わってしまうのは残念ですが、ひとまずお疲れ様でした！ (12月13日 21時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃ全て好きすぎました……✨最後の方のタイトルもめちゃ好きです！ (12月13日 21時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» ありがとうございます､完結しました😇実はお嫁シリーズ､内容よりタイトルの方が時間掛かりました😭 (12月13日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年10月18日 18時
