■ キャバ嬢つよつよお姉さん2 / kn ページ28
ガチャりと重厚な扉が開かれ､目に眩い位の光が差し込む
目が慣れた先には煌びやかな世界が広がっていた
以前は上司と一緒だったのと酒の匂いでやられていた為
緊張などしなかったが､素面で訪れたせいか心臓がバクバクと
高い心拍数を打つ
ボーイの男性にご指名は？と聞かれAさんでと告れば
こちらの席にどうぞ､と奥の小さく囲われているソファに通される
小さく縮こまりながら持ってきた洋服の入った紙袋を無意識に
ぎゅっと膝の上で握り締めながらじっと待っていると
こんばんはーと軽い掛け声と共にお目当ての女性の姿
｢あっ､こんばんは…
先日は助けて頂いてありがとうございました｣
｢えっ！この前の！アルコール駄目なんだから来ちゃダメでしょ！｣
｢うっ…､そうなんですけど…
借りたスラックス返却に来る時､指名したら喜ぶって黒服の人が…｣
｢もー！そんなの気にしなくて良いのに…！｣
あの､これありがとうございましたと少ししわくちゃになった
紙袋に入っているスラックスを渡す
あと､これお返ししますと先日貰ったクリーニング代には貰いすぎの
封筒を別で手渡す
｢これは貰ってくれて良いのに…｣
｢助けて貰って､その上お金まで頂けないので｣
｢んー、まあ…お兄さんが良いなら良いんだけどさ…
君､人が良すぎない？損しちゃうよ？｣
そう言いながら､取り敢えずなんか飲む？
って言っても居酒屋じゃないから結構値段張っちゃうけど…と
細長い革張りのメニュー表の様なものを手渡される
君はソフトドリンクだからね､と釘を刺されながら
じゃあ､ウーロン茶で…と告げる
｢あっ､Aさんも頼んで下さいね
こう言う所って飲んだ分がお給料になるんですよね？｣
｢あー、変な知識ばっかり知ってるんだから…
じゃあ､私はレッドオレンジジュースにしようかなぁっ｣
ボーイを呼び寄せドリンクを頼み､またこちらに体を向けながら話す
｢すみません…､ご迷惑でしたよね…｣
｢あー、ごめんね？責めてるわけじゃないの
返却に来てくれたのは嬉しいんだけど無理して来たんじゃないかなって
君は夜遊びとか知らない擦れてなさそうな感じだったからさぁ｣
｢いっ、や…まぁ､慣れても無いですし遊んでは来なかったですけど…｣
ほらねぇ､とテーブルに届いたドリンクをコースターに乗せながら
クスクスと笑う､綺麗に笑う笑顔にドキッとした
｢はい､じゃあ乾杯｣
カチンとグラスを併せジュースを煽る
少し赤くなった頬は雰囲気のせいにしておこう
■ 黒服つよつよお姉さん2 / Na→←■ 言語つよつよお姉さん2 / Br
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Ray(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» らむね様､コメント気が付かずすみません！！有難うございます､好きと言って頂けて嬉しいです…！ (12月14日 18時) (
レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - しらたま。さん» わぁ！嫁シリーズ刺さってくれて良かったです！ありがとうございます！ (12月13日 21時) (レス) @page50 id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 最後のお嫁さんシリーズに撃ち抜かれました笑 日々の癒しが終わってしまうのは残念ですが、ひとまずお疲れ様でした！ (12月13日 21時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃ全て好きすぎました……✨最後の方のタイトルもめちゃ好きです！ (12月13日 21時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» ありがとうございます､完結しました😇実はお嫁シリーズ､内容よりタイトルの方が時間掛かりました😭 (12月13日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年10月18日 18時
