■ バイト先のつよつよお姉さん/ kn ページ22
有名チェーン店のコーヒーショップで晴れてバイトを始めた
今まで部活生活でバイト経験は無く､本当に初めての労働だ
研修を受け店舗に立ってみたは良いが､練習とはやはり違い
注文のテンポ感や提供のスピードに目が回り始めた頃だった
｢すみません､これお願いしたカスタムと違うんですけど｣
そう､商品を受け渡したお客から告げられ限界寸前の俺の頭はついにパンクした
すみませんすみませんと平謝りを繰り返し焦った様に作り直し始めるが
焦った脳は正常に働かず､先程まで出来ていた事すらミスが出始める
緊張からか震え始めた手が目に付いた時､変わってと声を掛けられた
｢今は私が注文の処理をするから､溜まっちゃった洗い物
片付けてもらっても良い？｣
｢はっ！はい！｣
ドンマイドンマイ焦らずいこと優しく声をかけられ洗い場の方に向かう
スっと軽く息を吸って気持ちを落ち着け､与えられた仕事をこなす
ピークが過ぎ去り､助けて貰ったお礼を伝えに声をかけた
｢先程はすみませんでした
助けて頂いてありがとうございます｣
｢気にしないで､新人なんだから
私なんか腕に火傷して早退したから､ミスなんてかわいいもんだよ｣
｢えっ､大丈夫なんですか？｣
｢あはは､もう大丈夫だよ流石に
新人くんもスチームノズルには気をつけるんだよ｣
ゆっくり慣れていこ､とそこで話を切りあげ職務に戻る
あー良い先輩で良かった。これならバイト頑張れそうと
気合いを入れ直し､終業時間までしっかりと仕事をこなした
定時になりお疲れ様でしたとバックヤードに下がれば
タバコ片手に喫煙所に向かう先輩の姿､こちらに気づいたようで
こちらに向かって手招きをするので後ろを追いかけた
｢初日勤務おつかれ。今度からよろしくね新人くん｣
喫煙所前の自販機で缶のジュースを手渡される
慌ててお金を払うと言えば先輩命令で受け取れと言われてしまい
元運動部の俺はその一言で何も言えなくなった
｢ありがとうございます､いただきます
あと俺 新人ですけど､きんときって名前ありますからね！｣
｢君､きんときって言うのか
ネームプレート無いから名前分からなくてねゴメンね｣
そう言われ､まだ着替えてないエプロンの胸元に目線を落とすと
そこにある筈のネームプレートバッチの姿が無い
えっ？と身体中をまさぐるとポケットに硬い感覚手を突っ込んでみると
コロンと名札が掌の上に…俺､付け忘れてんじゃん…
すみません忘れてましたと素直に告ればタバコ片手に爆笑された
■ 黒服つよつよお姉さん / Na→←■ 商店街のつよつよお姉さん / Br
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Ray(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» らむね様､コメント気が付かずすみません！！有難うございます､好きと言って頂けて嬉しいです…！ (12月14日 18時) (
レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - しらたま。さん» わぁ！嫁シリーズ刺さってくれて良かったです！ありがとうございます！ (12月13日 21時) (レス) @page50 id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 最後のお嫁さんシリーズに撃ち抜かれました笑 日々の癒しが終わってしまうのは残念ですが、ひとまずお疲れ様でした！ (12月13日 21時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃ全て好きすぎました……✨最後の方のタイトルもめちゃ好きです！ (12月13日 21時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» ありがとうございます､完結しました😇実はお嫁シリーズ､内容よりタイトルの方が時間掛かりました😭 (12月13日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年10月18日 18時
