■ 先輩なつよつよお姉さん / shakr ページ17
｢シャークん､部活行くぞ｣
｢ちょいまち､現文寝てたから今ノート写してる｣
｢はぁ？また寝たのかよ…次は置いてくからな｣
｢わりぃ､すぐ終わらす｣
興味が無さ過ぎて寝落ちた記憶がある手前,待たせているのが申し訳ない
素早く書き終えノートを机に突っ込み､筆箱をカバンに投げ入れ
部活着の入ったデカイエナメルを肩にかけて立ち上がる
｢待たせた､部活行こーぜ｣
｢おうっ！｣
少し足早に歩きながら部活場所に向かう途中､今日の内容を確認する
｢そういえば､今日先輩たちのIH予選メンバー決める日か｣
｢そうなんだよなぁ､今日はあんまり射れないかもなぁ｣
｢年一だから諦めようぜ､それに来年は俺達もだ｣
｢まっ、確かにな
今回の注目は､部長とA先輩だよな｣
部長は言わずもがなとても上手い､常に凛としていて男が憧れる男だ
そんな部長に名を連ねるのは2年生のAさんだ
1学年しか変わらないのに立ち姿､弓を射る姿勢､的を射抜く的確さ
全てレベルが高く同級生の中でも群を抜いていた。そんな先輩に
入部時､指導役として付いてもらっていた俺達は特に先輩を尊敬していた
｢｢おはようございます､よろしくお願いします｣｣
弓道場の扉を開き挨拶をしてから素早く着替えを済ませ
後ろに控えれば直ぐに顧問から選考試験を始める合図
先輩がドンドンと射っていく中､次はA先輩の番だ
きりやんと後ろ姿をじっと見つめる
パァンッと的を射抜いた音が響き渡り一礼して下がる姿を
二人で息を潜めながら見ていた
厳かで緊張感に溢れた時間が過ぎ､結果は後日発表するの声と共に
全員が詰まった息を吐き出した。俺達は直ぐに先輩の元へ行き
声をかけた
｢A先輩､お疲れ様っす。ど真ん中でしたね｣
｢やっぱ先輩上手いですよね､俺達は一生追いつけない｣
｢ありがとう､二人とも
シャークんもきりやんも上手くなってるからね､先輩として負けられないでしょ｣
そう､弓道着を着て凛と背を張る先輩
この人､本当にかっけーんだよな。
いつもの練習以上に気合いを入れようと拳に力を入れれば
隣のきりやんも同じように拳を握り締めていて､あぁお前も気合入ってるななんて
｢じゃあ､今日の指導もお願いします｣
｢うん､やっていこうか。先ずはストレッチね､君たち
時間ギリギリに来てたでしょ。見てたからね｣
｢うっ…す。｣
あちゃー、見られてたかと渋々弓を置きストレッチを始める
まだまだ叶いそうにないなと､きりやんと笑いあった
□ 図書館司書なつよつよお姉さん / brkn→←■ 本屋のつよつよお姉さん / nasm
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Ray(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» らむね様､コメント気が付かずすみません！！有難うございます､好きと言って頂けて嬉しいです…！ (12月14日 18時) (
レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - しらたま。さん» わぁ！嫁シリーズ刺さってくれて良かったです！ありがとうございます！ (12月13日 21時) (レス) @page50 id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま。(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 最後のお嫁さんシリーズに撃ち抜かれました笑 日々の癒しが終わってしまうのは残念ですが、ひとまずお疲れ様でした！ (12月13日 21時) (レス) id: a02f9236c1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - 完結おめでとうございます！めちゃ全て好きすぎました……✨最後の方のタイトルもめちゃ好きです！ (12月13日 21時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@pc垢さん» ありがとうございます､完結しました😇実はお嫁シリーズ､内容よりタイトルの方が時間掛かりました😭 (12月13日 21時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray | 作成日時：2023年10月18日 18時
