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your side









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長くて眠い授業がやっと終わったと思ったら

今度は噂の体育祭の話。



昔から運動はどうも苦手で

それがコンプレックスだったけど



「運動音痴やもんなー、淳太先輩」



まさかの淳太先輩と同じ!!!!

運動できそうな顔しといてできないとか

ギャップの塊ですか、好き。





「ちょっと、A?また中間先輩のこと考えてるんでしょ」


『あ、のぞみ、大正解』


桃「恋する乙女は楽しそうでいいね〜」





中学から仲良くしてもらってる

私の数少ない女友達。


のぞみには淳太先輩のことも報告済みで

よく相談に乗ってもらってる。





『のぞみだって、流星くんと仲良いじゃん』


桃「まあ家が隣の幼馴染やからね」





私とのぞみの1個上の先輩の藤井流星くん。

この人も中学からの知り合いだけど

のぞみと家がお隣さんで、2人は物凄く仲がいい。


それなのにまだ付き合ってないってどゆこと?





『いいなあ、幼馴染の関係って確実に勝ち組』


桃「そうでもない、って私の話はどうでもいいの」


桃「Aの携帯、誰かからLIME来てるよ」


『え、嘘!?』





全然気付かなかった。

これはもしかして、もしかすると……





『じゅ、淳太先輩からだ…!!!』


桃「おお!良かったやん、何て送られてきたん?」


『今日、一緒に帰れるかって…え、好き』


桃「これはもう完全に「ねえ、そこの2人!」


『へ、私たち?』


淳太先輩からのLIMEに舞い上がっていると

急にクラスの女の子たちから声をかけられた。


「今から体育祭用の横断幕作るんだけど、良かったら一緒にどうかな?」


桃「へえ〜楽しそう、だけど…」


『私はパスで!ごめんなさい!!』


桃「そうやと思った。急がないと、中間先輩帰っちゃうで?」


『ごめんね、この埋め合わせは絶対するから!』


「何かよく分かんないけど、バイバイ!」





クラスの子達との青春より

淳太先輩の方が私にとっては大事。


荷物を纏めて、急いで下駄箱まで走った。


運動音痴にはきつい……





『先輩…どこ、』



下駄箱には居ない。

もしかして、もう帰っちゃった…?



『…折角先輩から誘ってもらったのに、』



靴を履き替えて、謝罪のLIMEを送ろうとすると





「あ、何や居るやん」





『せ、先輩〜!!!!』


「くっ付いてくんな!あと声でかい!!」





不意に出てくるなんて狡い。

やっぱり好き。









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設定タグ:ジャニーズWEST , 中間淳太 , 神山智洋   
作品ジャンル:タレント
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音羽 - この小説めっちゃ好きです!更新楽しみにしています! (2020年5月13日 11時) (レス) id: ee26aa0291 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年4月12日 1時

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