非・シェアハウス【すとぷり】 (ページ47)

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10日目　夜ページ47

私はピアノを弾かせてもらったことピアノ奏者に感謝し、ステージを後にした。
　皆さんに連れてかれ、向かった先は、沢山のグッズが置いてあるところ。
　ライブ本番前、さとみ君から教えてもらった。

な「今からグッズ紹介を動画にするよ！」

全「はーい」

　『なぜ私はここに？』

な「えーっと...勘？」

　『へ？』

な「まぁ、見ながら待ってて！」

こ「ころんとー？」

さ「さとみとー？」

な「ななもりとー？」

る「るぅととー？」

ジ「ジェルとー？」

莉「莉犬でーす！」

な「せーのっ！」

　〝すとぷりでーす！！〟

　聞き覚えのある自己紹介から始まっていく。
　私は声を出さないように静かに見守っている。
　動画に私の声を流さないようにしなくては。

な「今日は無観客ライブおつぷりrrrrrrrr！」

全「fuuuuuuuuuu！！」

な「すとぷりのグッズを紹介していくぞー！」

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な「Aちゃん！お待たせ！」

　『はい。大丈夫です』

ジ「けーいーごー」

　『私、KEIGOって知らないです』

こ「文字が違うw」

さ「じゃあそれぞれ好きなものを選んで旅行にいこーぜー」

莉「Aちゃんはどうするの？」

　『へっ？私？』

る「Aさんも僕たちのメンバーみたいなものですから！選んでください！！」

　実はもう決めてる。
　でも私が先に選ぶと、さとみ君に被害が当たりそう...。

　『私はこっそり1人で選ぶので、皆さん先に選んでください！』

な「うーん...Aちゃんが言うなら仕方ないか。よしみんな！時間も押してるし、選んじゃって」

な「Aちゃんは俺らが出てったら選んでね
(小声)」

　『はいっ！ありがとうございます！』

　私ごとで喧嘩になると予想して気を使ってくれたのか、後で選べることに。
　ななもりさ....ななもり君はよく見ているな。だからリーダーなのだろう。

　みんなが退出した後急いで心に決めていたのを手に取った。
　このさとみ君色のスマホケースは私用に買ったわけでは無い。

───さとみ君へのプレゼント。

　