非・シェアハウス【すとぷり】 (ページ41)

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8日目　午後ページ41

どうも。

　ななもりさんからの告白の返事をせず、立て続けにころん君の告白を受けた、待たせすぎ人間です。

　先程それぞれ作業に取り掛かるよう解散され、部屋に戻っていた。

　私は以前ジェルさんに〝みんなが私のことを好き〟と告げられ、皆さんは友達として〝好き〟として勘違いしてしまっていた。

　あの時は好きって言う言葉に反応して、Loveって思っていたけど、冷静になったらそんな訳ないとLikeの方と考えた。

　けれど、まさかそっちの〝好き〟だったなんて...。

　正直なところ、私は皆さんの事、全員同じくらい好き。

　リスナーさんの事思って言っているわけではない。

　正真正銘私の本音。

　しかし、近頃告白されてばかりだからバチが当たるような気がする...。

莉「俺、Aちゃんの事、大好きだよ！！」

　私はドアのノックに答え、開けてみると莉犬君が抱きしめてきた。

　初めてここにきたときのことが過った。

　今もびっくりはするけれど、前ほどではない。

　『えっと...急にどうしたの...？』

莉「なー君ころんが告白しといて、黙って見てられないってことだよ！」

　〝ちゅっ〟

　私の顔はヒートアップ。

　ファーストキスはななもりさんに取られたが、セカンドキス(？)をされて頭はパンク状態。

　おどおどしている私を見て莉犬君がクスッと笑った。

莉「これが俺の気持ち！
　ライブ、成功させるから！明後日だけどw
　ちゃんと俺のこと見ててよね！！」

　この人たちはリスナーさんのためにライブなどの活動を行なっているのではないか。

　なぜこの平凡すぎる私に告白し、ライブを成功させると宣言したのか。

　莉犬さんが去った後、私は考えることに頭が限界を迎えぶっ倒れ、

　目を覚ましたのは居間のソファーだった。