非・シェアハウス【すとぷり】 (ページ27)

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6日目　夜ページ27

気づいたら私はベットで深い眠りから覚めたところだった。

　そして、私は2時間も前の事件が先ほどあったように感じてしまう。

　ファーストキスだった....。

　『ななもりさん.....』
　
　
　意識がぼんやりとしていた私でも、記憶に残るほど、鮮明に隅々まで覚えている。

　ななもりさんは私のこと、本気で好きなんだろうか。
　それか....私がどんな反応するのか楽しんだだけだったのか....。

　振り返ってみては後悔、先を見れば恥、そんな感情に挟まれ、私の脳は限界に達した。

　〝コンコン〟

　私はびっくりして体がびくっと跳ね上がる。

　共同不審すぎる自分を一旦落ち着けさせる。

さ「あっ起きた？」

　さとみ君か....ななもりさんではなくて心の中で少しほっとしていた。

　しばらくななもりさんと顔を合わせたくない....。

　おそらく私は、ななもりさんの顔を見ただけで、
き、キスをした事を思い出してしまうから。

さ「ご飯できたけど、食べれる？
　無理そうだったらお粥でもまた作るけど？」

　『そうですね...ご飯で大丈夫だと思いますけど、皆さんと一緒に食べてしまうと、移してしまうかもしれないので、この部屋で食べます』

さ「うん...わかったけど、気をつけるべきとこがあるね。俺との会話はタメだよ？
　わかった？」

　おぅ、すっかり忘れてたぜ。

　
　『あっはい。以後気をつけます....』

さ「わかってないじゃん！w」

　じゃあ持ってくるからーと言い放ち、そそくささっさと去っていった。

　すると今度はころんさんが顔を出した。

こ「熱どう？」

　『だいぶ下がったと思います』

こ「そっか...よかった」

　その後ころんさんは私の部屋を出て行こうともせず、私の机の椅子を借りてベットの横に座った。

こ「さっき...」

　私、肩が硬直した。

　ななもりさんとのキスを見られた！？

　知らないうちに、私は静かな部屋と対等的に心臓の音が鳴り響きそうなほどなっていた。

こ「...さとみ君がタメでいいよって言ってたでしょ？」

　そっちかーっ。

　半端じゃないほどものすごく焦った。

こ「僕にもタメでいいよ！
　一緒に住んでいるから、丁寧語は禁止！
　タメで話さないと....
　

　......僕もキスしちゃうからね？」