非・シェアハウス【すとぷり】 (ページ18)

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5日目　午後ページ18

『おっお邪魔します..。』

　私はびっくりした。

　マイクやらキーボードやらすごい機材がたくさんあった。

　こりゃもう、アーティストだな。

る「汚くてすみませんっ！」

　『いえいえっむしろ綺麗です！』

る「少し片付けておいた甲斐が
　ありましたっ！
　それで絵の方は終わりましたか？」

　『はい、MVについて詳細を
　お聞かせ願おうかと...。』

る「本当に嬉しいですっ！
　ありがとうございますっ！
　では、まず今回のテーマなんですけど...。」

　 MVの内容はわかりやすく説明してくださったおかげで、私でも行えそうなものだった。

　すると、イラストを描いた人をMVに映し出すそうで、ニックネームを考えなくてはいけなくなった。

　るぅとさんも私も、ニックネームのセンスがないため、ななもりさんにつけてもらおうかと思い、ななもりさんの部屋に行くことになった。

　ちなみにななもりさんはこのシェアハウスのリーダー兼、〝すとぷり〟と言うグループのリーダらしく、ななもりさんだけだったら絵を描いていることを伝えてもいいと、私は認証済みだ。

な「はーいっ！....あれ？Aちゃんと、
　るぅと君じゃん！どうしたの？」

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る「省略............っていうことになって、
　 Aさんにニックネームをつけて
　もらおうかと...。」

な「そうだねぇ...。
　 Aなんてどう！？」

る「お！！すごくいいですね！！
　僕はぴったりだと思います！
　 Aさんは？」

　『はいっ！いいと思いますっ！』

な「いいなー！俺もMV描いてもらいたいっ！
　今度、俺のMV描いてみないっ！？」

　『えっ！？それは....。』

な「Aちゃんの絵は最高だよ！！
　今の絵師さんもいいけどAちゃん
　の絵もすごく上手いから自信持って大丈夫だよっ！
　それとAちゃんのe『もっもういいですからっ！』

　あまりの褒めように、私は恥ずかしくて止めてしまった。

　でも、そんなふうに上手と感じているなら、2人分ぐらいのMV描いて見てもいいと思った。

る「その前に僕のMVですぅーっ！」

　ほっぺたを膨らませた可愛いるぅとさんがこちらに向かってぷんぷんした。