落とし物から始まる恋？ (ページ6)

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告白　2 ページ6

『取り敢えず、中入りましょっか？』

　少し気まずい雰囲気の中、私とシルクさんは黙々とアイスコーヒーをいただく。

　うーん...さっきって告白...だったよね。

　あんまり会ったことない人だから〝はい〟とも〝ごめんなさい〟ともなかなか言いずらい...

　シルクさんは、どうして好きになったのかな...

シ「Aさん、さっきはごめんなさい。唐突なことを言ってしまって。より混乱させてしまいましたか？」

　『いっいえ！大丈夫です...』

シ「あはははwダメみたいですねw」

　苦笑い？

　無理して笑ってくれてんのかな。

　申し訳なくなってきた...

シ「Aさんは何をやっているんですか？」

　『私は普通の会社員です。シルクさんは？』

シ「俺はYouTuberです。フィッシャーズというグループのリーダーをやってます」

　『YouTuberですか！なんか雰囲気が出ているような気がしますw』

シ「あっほんとですか！？wちなみになんですけど、フィッシャーズって知ってますか？」

　『すみません、YouTube見ないんです...』

シ「そうですか、今度暇だったら見てみてください！」

　『はい！今おいくつですか？」

　

　–––––– 1時間30分話してしまった....

　かなり会話が弾んだw

　すごい...人だった...。

　あっ！違うよ！？性格じゃなくて、成果がすごいって！

　一万人鬼ごっこをでギネス取ったんだよ！？

　びっくりだわ...w

シ「軽めのディナーにしますか？そろそろ」

　『そうしますか』

シ「Aさん」

　『はい？』

シ「後で寄りたいところがあるんですけど、行きませんか？」

　ただいまの時刻は5時くらい。

　明日仕事で早く帰らなくてはいけない。

　ご飯を食べてたらもう1時間経つ、けど時間的には全然余裕だから大丈夫かな。

　『はい！是非！』

シ「楽しみにしててください！」

　

　そのくしゃっとした笑い方が私をドキッとさせた。