落とし物から始まる恋？ (ページ5)

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告白ページ5

ついにこの日が来てしまった...！！

　〝the☆デート！！〟

　この間買ったばかりの服を着て、夏色のネイルを塗って、ベージュのラメ入りアイシャドウ...

　めっちゃ気合い入ってるね！？

　私って結構楽ーにお出かけしちゃうタイプなのに、
ガチ中のガチで気合入るとこんな感じなんだね...w

　ふとみれば時計の針は3時を指していた。

　きりのいいところだしそろそろ行きますか。

　お気に入りのスニーカーを履いてるんるんで外へ出た。

　待ち合わせ場所は二駅先の駅前で4時集合なので全然余裕を持って行動している。

　〝レストランは重いですよね〟となったため、駅から近くのカフェで軽めのディナーを取ることにした。

　少し電車で周りの目が気になったけど...大丈夫かな...？

　はーい45分前に到着ー。

　暇だからツムツムでもしてようかなw

　(早く来た意味なw)

　ドン

　『あっすみません！』

　「なんだこらぁ！？」

　ほんとついてない...

　勝手に当たってきたヤンキーぽい人にすぐ怒りをぶつけられた。

　最近よくぶつかるな...

　「あれ？お前可愛い顔してんね」

　へ？

　「今からちょっと遊びに行こうぜー」

　『ちょっと待ってください！！
　私はこれから用事が...』

　「いいじゃんちょっとぐらい～！
　カラオケでも行こうぜ」

　なんなのこの人...！？

　ナンパ！？Σ(-᷅_-᷄๑)

　

　『いやです！！離してください！！』

　腕を強引に引っ張られ、抵抗するも力が強くてびくともしなかった。

シ「おい。てめー人の彼女に何やってんだ？」

　「な...何こいつ。チビのくせに馬鹿力...」

シ「次こいつに手ー出しおったらただじゃすまねーかんな」

　
　「わーったよ...！」(逃げ足めっちゃ早い)

　 ....私は放心状態。

　〝人の彼女〟って言った...？

　きっとかばってくれるためのでたらめだよね....

　私が混乱しているときにシルクさんは強く抱きしめてくれた。

シ「だいじょうぶ？Aさん」

　『はい大丈夫です....』

シ「良かった...」

　周りの見てる目を気にせず、より強く抱きしめた。

　『あのシルクさん、恥ずかしいですw」

シ「Aさん、さっき俺口走って言っちゃったんですけど、俺...Aさんの彼氏になりたいです」