落とし物から始まる恋？ (ページ4)

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Silk said ページ4

シ「ンダホー」

ン「んー？」

シ「恋ってどんな感じなのー？」

ン「ぐふっ...」

　俺はスマブラ中、ンダホはジュースを飲んでいた。

　ふと思ったことを言っただけなのだが、予想もしなかった言葉が飛んできて吹いたらしいw

マ「おいwンダホ大丈夫か！？」

ン「だってーシルクが変なこときくんだもーんw」

シ「いやwどんな感じなのかなーってw」

モ「シルクがそんなこと聞くなんて珍しいね。
　たしかにどんな感じなんだろう」

シ「だから聞いてんだろwあー！くそっ！
　やられた！！こいつ......」

マ「あんなんじゃ恋はしばらくなさそうだなw」
(小声)

モ「それなw」

シ「聞こえとるぞー」

マ「ばれた？w」

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　さーそろそろ日が暮れるし、ジョギングでもしに行こうかなー。

　みんなには一言かけ、運動着に着替え外へ駆け始めた。

　今日はいつもと違うルートで土手の方に行こうかなー。

　

　ん？

　なんだこれ？

　あー！

　この間アスレチックでなくしそうって思ってずっとズボンのポケットに入れっぱなしのメモリーカードだwww

　これじゃあポッケットに入れておいた意味がねー。

　

　また忘れそうだけどポッケに入れておくかー。

　 ↑がさつ

　

　土手についた。

　少し疲れたから土手沿いを歩くか。

　それにしてもめっちゃいい夕日だな。

　写真撮っておこう。

　さーそろそろ走りますか！

　俺は道中で再度駆け出した。

　『あのっ！すみません！』

　俺の知らない声が飛び交ってきて後ろを振り向く。

シ「あっ....」

　

　こんなにも時間が止まっているかのような感覚は初めてだった。

　心地よい風がその人の髪を灘びかせている。

　これは...一目惚れだ。

　それを理解するのにどれだけの時間が経っただろう。

　『あのぅ...』

シ「あっ...ありがとうございます！」

　いけね、見惚れてたわ。

　俺はおっこどしたメモリーカードを受け取る。

　
　〝じゃ〟と言った彼女は背を向ける。

　これを逃したら絶対後悔するっ....！！
　

シ「あのっすみません！」

　『はい、なんでしょう？』

シ「...っ友達になってくれませんかっ！！？？」

　俺は一瞬で恋におちてしまった。