霞と海の記憶の中で【時透無一郎】

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『…今日は。』


「ｷｨｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ!!!!女の子だあああああああああああああ！！」

　
「善逸！！五月蝿いぞ！！！」


『竈門少年、久し振り。』


「あっ柱合会議の時の！お久しぶりです！」


「ハァ？！？！炭治郎お前こんな美人と知り合いだったのｫ？！？！」


「紋逸五月蝿ぇ！！！」


『…君の妹は？』


「…！箱の中、です」


此の箱の中に鬼が、憎むべき鬼が居る。

でも、


『…今日は、竈門少女。私は海柱、海原A。宜しくね。』

此の子に罪は無い。


此の子は人を喰わないと不死川さんが証明した。


御館様も容認した。


此の子は例外。


『…！』

微かに笑い掛けると、竈門少女はにっこりと満面の笑みを浮かべた。


鬼は憎むべき相手。


でも、

だけど、

母様ともこう有りたかった、そう願わざるを得ない。

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