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事なくして、禰豆子の存在は、鬼殺隊で認められる事となった。
しかし、全員が全員認めている訳ではない。
『…ッ少年。私は認めてないよ。』
「はい!何時か認めていただけるよう、頑張ります!」
「…A、行こう。」
『…むいちろ、』
無一郎に手を引かれ、林の中に連れてこられる。
「…Aが鬼が憎いのは重々承知だよ。」
『…うん』
「…辛かったんだよね」
『…うん』
同意しながら静かにAは鼻を啜る。
詳細は伝えていなくても、無一郎は何となくで感づいていた
“あの日”あの、Aが可笑しくなってしまった日から、以前までは鬼を倒すと毎夜毎夜啜り泣いていたAは、固い決意と共に感情を失い、鬼に対しては憎悪しか示さない。
そんなことになってしまったのに、鬼を連れた少年は認められてしまった。
人を喰わないのなら。人を喰わないのであれば殺したくない鬼などごまんといる。
鬼殺隊には、家族や大切な人を鬼として穿たなければならない者も沢山いる。
だからこそ、堪らなく悔しかった。
Aが久し振りに激昂したのだった。
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うみねこ - 今気づきました!!汗ご指摘ありがとうございます。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: 00b8e99048 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 突然すみません!こちら、鬼滅の刃の作品なので、オリジナルフラグを外さないと違反作品となってしまいますので、外した方がいいですよ!これからも更新頑張ってください! (2020年4月16日 11時) (レス) id: 66ded389aa (このIDを非表示/違反報告)
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