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北斗「タイミングわる」
大我「何してんだよ、こんなとこで」
北斗「こんなとこって、俺の教室でもあるんだけど」
そうだけど、そうなんだけど
ここには俺を待ってるAがいるはずで
そんなところにお前が何でいるわけ？
北斗「忘れ物、したんだよ」
大我「そう、かよ」
いつ来たの？俺がいない間ずっといた？
何か会話したのかもしれない
それともまた北斗の事避けたかもしれない
気になる事なんて山程あるけど
それよりお前が泣いてないか心配で
笑ってるお前を見て安心したくて
まだ俺を見てる北斗を無視してドアに手をかける
北斗「俺ね、少しだけ。お前にAの事譲ろうと思ってたんだよ」
そんな俺に背中越しに北斗は話す
大我「譲るって、随分上からだな」
北斗「そういうつもりじゃねえけど。でもさ、Aが選んだ事なら仕方ないって。そう言い聞かせてたんだよね」
ドアにかけてた手を離して、背中越しに話していた北斗の方を振り向くと北斗の黒い瞳は真っ直ぐと俺を見ていた
北斗「だけど俺」
大我「なんだよ」
なんだよ、なんて聞いたけど
聞かなくたってその続きはわかってるんだ
「「譲れねえ」」
俺も同じ気持ちだから
北斗「ハモらすなよ、気色悪いな」
大我「ハモリ得意だから」
北斗「それはジェシーとやっといて」
大我「今度北斗が歌うとき全部ハモってやる」
ぜってぇ京本とはカラオケ行かねえ、なんて言って笑う北斗にまた背を向け離した手をもう一度ドアにかける
北斗「また明日な」
大我「おう」
これでまた同じスタートラインに立ったわけで
俺が北斗に勝てる自信なんかないけど
でも遠慮されてる方が嫌だし
正々堂々とライバルでいたい
なによりさ、お前の笑顔でいてくれるなら俺はそれでいいんだ
笑っててほしい、泣かないで
そう願うけど
泣いているお前より無理して笑ってるお前をみてる方が辛いから
大我「A帰ろ」
お前は自分を自分勝手だなんていうけどね
俺の自分勝手な願いが沢山あって
叶わない願いだって分かってるけど
俺だってお前に願うんだよ
☆
移行します
Part6まできました
次で終わればいいなと思っています
長々と続く物語
引き続きよろしくお願いします
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無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます。無事最後まで書き切れるよう応援していただけると嬉しいです。 (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - みるくてぃーさん» コメントありがとうございます(^^)オチまでもう少しの予定なので、引き続き楽しんでもらえると幸いです。続編もどうぞよろしくお願いします(｡>_<｡) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - とても面白いです！「〇〇くんオチがいい」というコメントも多いですが作者さんの作品なら私は誰オチでも嬉しいです笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいております！更新が毎日楽しみで仕方ありません笑やっぱり最後は北斗くんオチが良いなと思っちゃってます笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - さくらさん» 労いのお言葉ありがとうございます(｡>_<｡)あっちいったりこっちいったりの主人公でモヤモヤされるかもしれませんが、どっちに転ぶのか最後まで応援していただけると嬉しいです。更新頑張りますm(__)m (2018年12月18日 15時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年11月25日 20時
