235 ページ35
.
「だから何がってば」
大我「もう！北斗の事だよ！」
大我はベッドにどかっと座って
大我「わざわざ傷つきにいかなくてもいいって、俺言ったじゃん！なのに何で今日、北斗の名前を呼んだんだよ」
拗ねて口を尖らせてる
大我「俺は別に北斗の事避けろなんて言ってないんだよ」
「そんなの分かってるよ」
大我「俺はお前に笑っててほしいって言ったの。
北斗といて傷つくくらいならわざわざ関わんなくていい。
だけど北斗の事無理やり避けてぎこちなく笑ってたって結局同じように辛い思いしてるんだったら意味ない」
「でも」
大我「でも、じゃない。俺の為に北斗を避けて中途半端に傷つくくらいなら我慢しなくていい」
でもね、大我
「私だって大我に笑っててほしいんだよ」
大我「俺？結構笑ってる方だけど」
だけどさ、大我
「大我って私の事好きなんだよね？」
大我「っ！！改めて聞くなバカ！バカA」
だったらさ、大我
「好きな子が、他の男の事で悩んだりしてたら嫌じゃないの？」
大我「そりゃ…嫌だけど…でも、俺は！」
大丈夫だよ、大我
「大丈夫」
大我「何が大丈夫なの」
「決めた事だから」
だからさ、そんな辛そうな顔しないでよ
大我に言われたからじゃない
大我と向き合うために
北斗への気持ちを無理やりでも忘れようって
今も、この先も大我の手は離さないって
これは私が勝手に決めた事
もう少し待っててほしいんだ
私がちゃんと笑えるようになるまで
大我「頑固！意地っ張り！」
「ごめんね」
大我「俺、余計な事しちゃったじゃん」
「ありがと、助けてくれて」
大我「はあ！あんな事しなきゃ良かった！よりによって俺の前が北斗なんて！」
「多分北斗も同じこと思ってるよ？」
大我「はやく席替えしないかな！」
「大我と席すっごい離れたりして」
大我「また神様にお願いしなくちゃ」
「また？」
大我「初詣、Aと同じクラスがいい！って神様に10回は言ったからね」
得意げに大我は口笛を吹き出した
「え、時間かけてそんなくだらないお願い事してたの？」
大我「くだらないって俺にとっては重要なの！もう叶ったし人に言ってもいいよね〜♪」
「で、次は隣の席がいいってお願い事するの？」
大我「言わない！叶わなくなるじゃん！」
「言ってるようなもんだけど…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 476人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます。無事最後まで書き切れるよう応援していただけると嬉しいです。 (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - みるくてぃーさん» コメントありがとうございます(^^)オチまでもう少しの予定なので、引き続き楽しんでもらえると幸いです。続編もどうぞよろしくお願いします(｡>_<｡) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - とても面白いです！「〇〇くんオチがいい」というコメントも多いですが作者さんの作品なら私は誰オチでも嬉しいです笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいております！更新が毎日楽しみで仕方ありません笑やっぱり最後は北斗くんオチが良いなと思っちゃってます笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - さくらさん» 労いのお言葉ありがとうございます(｡>_<｡)あっちいったりこっちいったりの主人公でモヤモヤされるかもしれませんが、どっちに転ぶのか最後まで応援していただけると嬉しいです。更新頑張りますm(__)m (2018年12月18日 15時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年11月25日 20時
