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Hokuto side
冬休みの間に懐かれた女の子
よく図書室で会う、図書委員の一年生
冬休みに図書館へ行った時に会って以来
少し勉強を教えてほしいと頼まれてから
最近その子の面倒を見てる
俺の後をついて回って
少し前までのAみたい
静かで大人しくて、素直で純粋で
嘘なんてつかないような子だ
可愛いなって程度には思うけど
だけど君程惹かれないのはどうしてだろうね
冬休みの間俺はバイトに行ったり
合間にその子に勉強を教えたり
君と会えない日々が続いて
何があったのか冬休みが明けて急に毎日俺を
誘い出した君に少し戸惑ったけど
正直嬉しかった
好きな子に誘われるほど
嬉しいことってないじゃん
だけどバイトを休むのは当然無理だし
元々ある予定を断れる程俺は悪い男にもなれなくて
申し訳ないな、また埋め合わせしよう
そんな風に思ってたんだよ
だっていつものようなただの遊びの誘いだと思ってたからさ
土曜日バイトの前、本を借りたいと言ったあの子が俺の家の近くまで来た
学校でもいいじゃん
俺はそう思った
勉強教えるのだって
冬休みの間、暇な時間に教えてあげるよ
そういう約束だった
でもその、短い時間で
いつのまにか分かりやすいくらい好意を向けてくれるようになったこの子は
なにかと理由をつけて俺のところへ来るようになって
そんなの、気づかないわけないじゃん
この短期間で？って半信半疑にはなるけど
恋に落ちるのに時間も理由も関係ないって
俺自身が一番わかってるし
そんなこの子のこと、無下にできなくて
きっと奥手なこの子が恋に一生懸命で
なんかどっか自分と重ねてたのかも
本を貸すくらい、友達同士でもやる事だし
なんて言い訳を理由にしたりして
『わざわざ休みの日にありがとうございました』
北斗「いいよ、バイト行く前のついでだったし」
Aより、少し小さな背丈で
俺を見上げる可愛らしいこの子
きっと他の男だったらほっとかないよ
だから俺なんかやめときなよ
俺は絶賛自分の恋愛を拗らせてるからさ
『松村先輩…』
この子が何か言いかけた瞬間
小さな背の先
俺の目に入ったのは
見慣れた金髪
北斗「京本…」
その隣
黒い帽子を深くかぶって顔を隠してるけど
ねえ、俺がわからないと思ったの？
北斗「A？」
.
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無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます。無事最後まで書き切れるよう応援していただけると嬉しいです。 (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - みるくてぃーさん» コメントありがとうございます(^^)オチまでもう少しの予定なので、引き続き楽しんでもらえると幸いです。続編もどうぞよろしくお願いします(｡>_<｡) (2019年1月7日 22時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - とても面白いです！「〇〇くんオチがいい」というコメントも多いですが作者さんの作品なら私は誰オチでも嬉しいです笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - いつも楽しみに見させていただいております！更新が毎日楽しみで仕方ありません笑やっぱり最後は北斗くんオチが良いなと思っちゃってます笑 (2018年12月26日 16時) (レス) id: a3bf426d55 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - さくらさん» 労いのお言葉ありがとうございます(｡>_<｡)あっちいったりこっちいったりの主人公でモヤモヤされるかもしれませんが、どっちに転ぶのか最後まで応援していただけると嬉しいです。更新頑張りますm(__)m (2018年12月18日 15時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年11月25日 20時
