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修学旅行 3日目
私は緊張してあまり眠れなかったにも関わらず誰よりも先に目が覚めた
少し肌寒い朝
部屋を抜け出して、外の空気を吸っていると
隣には、見馴れた姿
北斗「眠れなかった？」
「北斗、早いね」
北斗「寝てるの勿体無いじゃん。高校最後の修学旅行の朝。」
「最後かあ…」
北斗「って、高校生活はまだあと１年あるんだけどね」
「来年は受験だもんね」
北斗「こんなにゆっくり朝迎えれないかと思ったら苦痛だわ」
私は北斗とのゆっくりとした時間が好きだ
君の隣
私の落ち着ける場所
「ありがとね。萩ちゃんのこと」
北斗「任せてって言ったじゃん」
北斗は私のヒーローみたいで
北斗「それに俺自身のためでもあるしね」
「北斗のため？」
北斗「俺も進まなきゃいけない道があって
そこには大きな障害があってさ
それを取り除かない事には
俺も迷っちゃうし、前に進めないわけ」
「北斗も迷う事があるんだ？」
北斗「あるよ」
北斗「でももう迷わないって決めた。これが最後だ」
「最後…？」
北斗「進む道はどっちに転ぶかまだ分かんないんだけどね」
「ま、迷ったら！
私も北斗を行きたいところへ連れてってあげるよ！？」
なんだか北斗がどこかへいってしまいそうで
私は咄嗟にその場しのぎの言葉で引き止めると
北斗は少し悲しそうな顔をしたから
私は自分の選んだ言葉を間違ってしまった事に後悔した
北斗「なんて顔すんの」
それは北斗のことだよ
「北斗が悲しそうだから」
北斗「迷子に道案内されたら、俺まで迷子になるじゃん」
「いいじゃん。一緒に迷子になったら」
北斗「…それも悪くないね」
さっきの悲しい顔から
いつもの北斗の笑顔に戻る
「迷子んなっても、アプリあるから！」
なんて冗談まじりで私も笑った
でも今の言葉に別に嘘なんかなくて
北斗が迷ったならさ
北斗みたいに導いてあげることはできないけど
一緒に歩いて、道を探してあげる
修学旅行が終わったら
北斗のこと
ちゃんと自分の気持ちに向き合う
そう決めたから
あと少しだけ
このまま
大事な友達のまま
今は曖昧な私を
まだ北斗の隣にいさせてね
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無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります！頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！！最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです！！ (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年10月3日 21時
