57 Taiga ページ7
Taiga
北斗とAが勢いよくコンビニをでていった後安井がアタフタしてるのを無視してコンビニを出た俺ら。
『2人行っちゃったね。邪魔しちゃったかな。
って大我は邪魔しに入ってきたんだもんね』
大我「…うるさ」
カスミは運転しながら、Aのように悪戯に笑う。
『急に呼び出してきて探偵ごっこ始めたの大我じゃん』
大我「探偵ごっこって…」
『2人が気になって、色んなところ回らされたこっちの身にもなってよ。ガソリン代請求するよ。』
大我「カスミが妹の事心配かなと思ったんだよ」
『私はいつまでも前に進めないでウジウジしてるほうが心配だし。
北斗君だっけ。
あの子は大我と違って素直でいい子そう。』
大我「ねえどっちの味方なの。」
『私はAだけの味方だよ。
こんなに協力してんのに大我はいつ素直になるの？
こんな事してるだけじゃ北斗君に取られるの時間の問題じゃない？
去年の誕生日だって、本当の事ちゃんと言えばAだってわかってくれるでしょ。』
大我「別に。待ち合わせに行けなかったのは事実だし。」
弁解もさせてもらえなかったあの日。
今まで喧嘩したってすぐ仲直りできていた。
だから俺、あの日だって謝れば許してくれると思ってたんだ。
『みんな何でこう不器用なのかな〜』
青春だねー！と窓を開けて叫ぶカスミ
いい大人が迷惑なことするなよ。
カスミは羨ましそうにしているけど
こんな辛い青春なら俺はいらないよ。
あの日から1年。
進めていないのは俺もAも同じで。
進めないのなら、一緒にここにいようよ。
ねえ、勝手に先に行かないで。
俺だけのお前でいてほしい。
コンビニをでてからも2人が気になる俺は
そのままAの家まで行く事にした。
パパさんとソファーに座って、お菓子を食べながらAを待つ。
『Aがデートなんて
どんどん大人になってくね、パパ寂しい』
パパさんは俺に泣き真似してみせる。
大我「今日のはデートなんかじゃないよ。」
俺がそう思いたいだけ
『それにしてもA遅いな』
遅い、遅すぎる。
外はもう暗い。
こんな時間まで何やってんの。
北斗に送ってきてもらうの？
『あ、メールきてた。Aが駅まで迎えにきてだって』
迎え？北斗は？あの後なんかあったの？
…俺のせい？
聞きたい事が山積みで体はもうドアの前。
大我「俺が行ってくるね！」
.
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しなもん(プロフ) - 更新ありがとうございます！切ない北斗君も見てみたいなあっていう勝手な思いです笑次の更新も楽しみにしています！ (2018年8月29日 1時) (
レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - しなもんさん» コメントありがとうございます。当初は北斗君の予定でしたが話を進めるにつれて私自身も迷っている最中で…その辺も含めて楽しみにしていだけると嬉しいです(^^) (2018年8月27日 21時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん(プロフ) - 初コメ失礼します！更新とても楽しみにしています。勝手ながら大我落ちで期待しています！ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 千明さん» ありがとうございます！更新頑張ります(^^) (2018年8月23日 19時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
千明(プロフ) - 初コメです!!こうしんが待ち遠しいです!! (2018年8月23日 10時) (レス) id: e60e9bf1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年8月22日 1時
