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大丈夫。そういう意味を込めてギュッと握られた手に、俺は手を重なる。
北斗「でもさ、仲直り？は出来たんでしょ。今日の様子見てると」
「仲直りっていうのかわかんない。向き合うのはまた傷ついた時のことを考えたら怖かったけど」
俯いた君が顔を上げて俺の手を握る。
「北斗がくれたネックレスをね、ギュッと握ったの。
今こうやって北斗が私の手を繋いでいてくれるみたいに。そしたら一歩だけ進む勇気をくれた。
大我の事許す努力するって。」
北斗「そんな効果あったの、あのネックレス」
「魔法みたいだったよ。」
北斗「俺すげえじゃん」
「北斗、すげえ」
手を繋いだまま、向かい合って笑う。
君の力になれたんなら、今はこれで十分だ。
「大我のこと許す努力はするって言ったけど。
こんなに学校でひっついて回られると思わなかった。」
北斗「今までの反動がすごいんじゃない？」
「そんなに？すごい戸惑う。」
京本からは好きが溢れでてるのに
どうして君はそこに向き合わないのだろう。
傷を隠して、傷に怯えて。
まだまだ紐解く秘密がたくさん。
北斗「そういえば安井君がまたちゃんとAと話したいって言ってたよ。」
「私も謙ちゃんも会いたいよ〜。」
北斗「すごいコミュ力の高さだね、君も安井君も」
「北斗もまたお姉ちゃんに会ってよ。ちゃんと紹介したい。大我がいたから逃げちゃったけど、私お姉ちゃん大好き。」
北斗「きれいな人だったね。」
「きれいだし、優しいし、いつも困ってると何も言わずに助けてくれる１番の理解者でそういうとこ少し北斗に似てるかも。」
北斗「お姉さんには京本のこと話してないの？」
「お姉ちゃんには言ってない。
北斗と瞳だけ。一番話してるのは北斗かな。」
お姉さんは何も知らないふりをしていたけど
あの時俺に何か含んだ言い方をしたのを思い出した。
俺と似てるって言うお姉さんはきっと俺のように気づいてて、それでも何も言わないって事は君が頑張っている事を応援してて。
君が大好きだからこそ
雛が殻を破る瞬間、っていうの？
お姉さんは見届けてる、親心なんだろうね。
「私の周りは優しい人ばっかりだ。」
北斗「優しい人の周りには優しい人が集まってくるんだよ。」
「北斗みたいな？」
北斗「俺みたいな」
優しいだけの男になんてなるつもりはないから
まずは友達、というスタート地点に京本も同じように並んだ。
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しなもん(プロフ) - 更新ありがとうございます！切ない北斗君も見てみたいなあっていう勝手な思いです笑次の更新も楽しみにしています！ (2018年8月29日 1時) (
レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - しなもんさん» コメントありがとうございます。当初は北斗君の予定でしたが話を進めるにつれて私自身も迷っている最中で…その辺も含めて楽しみにしていだけると嬉しいです(^^) (2018年8月27日 21時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん(プロフ) - 初コメ失礼します！更新とても楽しみにしています。勝手ながら大我落ちで期待しています！ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 千明さん» ありがとうございます！更新頑張ります(^^) (2018年8月23日 19時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
千明(プロフ) - 初コメです!!こうしんが待ち遠しいです!! (2018年8月23日 10時) (レス) id: e60e9bf1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年8月22日 1時
