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Your side
樹が後ろに乗せてくれたおかげで
私がついた時にはまだ人の少ない教室。
樹はカバンを置いてそのままどこかへ行ってしまった。
樹、友達多いもんね。
先輩とかとも仲良いし。
女の子とも隔たりなく仲良い。
けど彼女がいないのは何でだろう。
私が知る限り、ずっといない。
初めて樹と話した時。
あの時樹はすごく傷ついていて。
あれ以来いないように思えるけど。
絶対モテるのになんでだろ。
チャラくみえるのかな？
そんな事ないのに。
樹は絶対好きな子の事大事にするタイプなのにな〜。
みんなが。
あわよくば私の大好きな人達が
幸せでいれる世界ならいいのにな〜。
頬杖をついて鞄だけが置かれた誰も座ってない樹の席を見つめた。
その視界を遮るのは
私の大好きな人の一人。
北斗「おはよ、A」
「おはよ。さっきぶり」
席に座る。
一ヶ月とちょっとぶり。
名前を呼ぶのも呼ばれるのも
もう随分慣れたみたい。
北斗「Aが先に行ったから、京本と2人になってすげぇ変な空気なったんだけど」
「うける！」
北斗「悪いやつだな、お前は。」
ペシッと私のオデコを叩いた。
北斗といるとやっぱり穏やかな気持ちでいれる。
自然と笑顔になるよね。
いいな、こんなに学校が楽しいなんて。
今までも楽しかったんだけどさ。
大我「おでこペシッってするの禁止。」
北斗の腕を掴む大我。
「大我、クラス違うでしょ」
大我「樹と変わってもらうって言ったじゃん」
「席替えみたいに言わないで」
樹「ちょっとまって樹そんなの聞いてないんだけど！」
ナイスタイミングで慎太郎とジェシーを引き連れて戻ってきた樹
「自分で樹って言うな〜」
大我「樹今日から一組ね、高地いるからいいでしょ」
慎太郎「なら俺も樹と交代してもらお〜」
樹「俺は一人しかいないわ！ってか交代とか無理だわ！」
ジェシー「じゃあ俺担任と交代する」
樹「ジェシーが担任だったら楽しそうだけど無茶苦茶になるわ！」
夏休みが始まる前よりも賑やかになった私と北斗の机の周り。
北斗は話に入らず外を見ているけど顔は笑顔のまんまだ。
慎太郎「何にやけてんの！」
北斗「いや平和だね〜と思って。」
こんな日常がこのままずっと続けばいい。
そう願わずにはいられない。
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しなもん(プロフ) - 更新ありがとうございます！切ない北斗君も見てみたいなあっていう勝手な思いです笑次の更新も楽しみにしています！ (2018年8月29日 1時) (
レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - しなもんさん» コメントありがとうございます。当初は北斗君の予定でしたが話を進めるにつれて私自身も迷っている最中で…その辺も含めて楽しみにしていだけると嬉しいです(^^) (2018年8月27日 21時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
しなもん(プロフ) - 初コメ失礼します！更新とても楽しみにしています。勝手ながら大我落ちで期待しています！ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 34b259618c (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 千明さん» ありがとうございます！更新頑張ります(^^) (2018年8月23日 19時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
千明(プロフ) - 初コメです!!こうしんが待ち遠しいです!! (2018年8月23日 10時) (レス) id: e60e9bf1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年8月22日 1時
