君と、ふわふわ。

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「顧問がぎっくり腰で、朝はしばらくお休み。笑」

「えぇっ!汗 大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫!笑」



雛子の斜め左下の席に腰を下ろした航輔。



「そういやさ、お前今日の放課後カラオケ行かねーの?みんなすげーノリノリなのに」




そういえば、昨日メールでクラスの子に誘われた気がする。




「うん、行けないの。残金52円。」

「52円...」



小学生より貧乏だろ、と笑う航輔。



「奢ってやりたいとこだけど、
俺も今月は金欠なんだよね笑 だけどひなだけ除け者にするわけにはいかないしなあ...」



私のことなんか気にしないで、楽しんできなよ。



雛子の口からその言葉が出るのを遮るように、



「あ、じゃあお前ん家で遊ぶ?」


航輔がそう言った。



「家?......うん。それならいいけど、でもウチ、ゲームとか遊べるような近代的なもの置いてないけど、みんな大丈夫かな?」




キーンコーン...


予鈴が鳴る。




「じゃあ決まりな。夕方は部活あるから、俺行くの遅くなるけど。ゲームは持参するわ笑」



またあとでな、


航輔が笑った。

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